必要な部品
- ケース(7千円)
- ケース
組み立てなら一般的にはタワー型(下の写真)が便利です。タワー型でも大きさにより搭載できる部品の数が変わります。増設が容易なケースが良いでしょう。最近はUSB経由で外部で機能増設ができますので、大きなタワー型でなく、薄いケース型やキューブ型でも良いでしょう。
安いケースを購入すると、ハードディスクのネジ止めがやりにくかったり、動作音が大きくなるものがあります。アルミケースは高級感があり、デザインも洗練されていますが、少し高価です。
左はミドルタワー 右はcube型
- 電源
通常ケースに組み込まれています。安価なケースの場合、電源の品質やパワーもそれなりになります。
ケースと内部のマザーボード
- ネジ
セットのネジを購入しておくと便利です。組み込む部品によってはインチ単位のねじもあります。
- マザーボード、CPU、メモリ
- マザーボード(1万円程度)
メモリ、プロセッサ、カード、接続端子を搭載する大型電子基盤です。現在、ATXタイプが主流です。一番選択に迷う部品ですが、Aopen
や Asus 等よく利用されている少し古い基盤が安全です。最初の場合、日本語説明書のあるマザーボードを選択しましょう。マザーボートとケースには相性がありますから注意してください(販売店で確認する)。
選択の注意点は、AGP(グラフィックカード)やPCI(一般のカード)のスロットと搭載可能なプロセッサのタイプです。
マザーボード例 ASUSのSocet478のボード
- CPU(2万円)と冷却ファン
インテル社が主流で、少し安めのセルロンと、高めで高性能のpentiumIII、IV
のシリーズがあります。最初は、少し安め(2万円程度)のプロセッサを選択しましょう。インテル社以外に互換プロセッサがあり、希望する性能に一致すれば選択できます。
マザーボードにより搭載できるプロセッサが限定されます。最近出立ての高速プロセッサは高価ですから、特に必要がなければ、無理する必要はありません。
最近のクロックは3000MHzを越えますが、通常、1000MHzあれば十分です。
プロセッサ PentiumProcessor4
最近のプロセッサは100%の能力を引き出すと大量の熱を発生します。この熱を逃がすために大型の冷却用のフィンと冷却ファン(扇風機)が必要です。この「扇風機」の回転数を一定(最大速度)にすると、騒音がひどくなります。
そこで、最近では、温度を計測し温度に応じた回転数が設定できるようになりました。また、空冷だけでなく、水冷機能を備えたケースも選択することができます。
- メモリ(2万円)
- メモリ
少なくても256MB、できれば512MB(メガバイト)以上を装備しましょう。マザーボードにより搭載できるメモリが限定されます。メモリにも対応クロックがあります。バス(メモリ)のクロック(FSB)に注意してください。どちらかといえば、プロセッサよりメモリに投資するほうが効果的です。
メモリカード例 DDR SDR
- カード
- カードとは
マザーボードにない、機能を補う小型の電子基盤です。サウンドや通信機能はマザーボードに組み込まれています。最近では、グラフィックやネットワーク機能などほとんどの機能が組み込まれています。カードはグラフィック機能の増強やTVチューナー機能の追加に利用されることが多くなっています。
- カード接続方式の種類
AGP,PCI,が中心ですが、最近はエキスプレス型の高速版も装備されるようになりました。AGPは比較的新しいタイプで、ディスプレイカード専用です。
- ディスプレイ(2万円)
高速の3D対応が中心になります。、GeForce、などが最近の3D対応チップで、これらを組み込んだ商品が数多くあります。カードはAGPスロットに対応します。
AGPカード GeForce6600G搭載
- ビデオキャプチャ
TVチューナや高度な圧縮機能をハードウエアで行います。
- 音
wavやmidiの音を出したり、録音できます。SoundBlasterが主流なブランドでしたが、最近は多くのチップが開発されています。高度なサウンドやmidiの良い音はUSB接続による外付けの製品になります。
- モデム
インターネットで接続するとき、電話線の接続に利用します。シリアル端子を利用して、外付けにする方法もあります。高速なネットはイーサで接続することが多くなりました。
- イーサ
LANを組むとき必要ですが、マザーボードに標準的に組み込まれています。100MHzが標準ですが、1GHzのカードも利用できるようになってきました。
- SCSI
高速ディスク、MO,CDなどを接続する場合利用されていましたが、最近ではUSB2やファイヤワイヤ(IEEE1394)で接続されることが多くなりました。
- ディスク
- フロッピー:FDD(2千円)
1.4MB対応のフロッピーディスクが標準です。少し前まではソフトのインストールに必須でしたが、最近は利用されることが稀になりました。マザーボードに接続端子があります。
- ハードディスク
ディスクやCDを接続します。通常、マザーボードには4台のIDE機器を接続する端子があります。
- IDE(ATAPI)接続
最初IDEにはハードディスクしか接続できませんでした。CDやMOをIDEで接続する場合、ATAPI接続と呼ぶことがあります。
このディスク系の接続にネットワークと同様のシリアル接続方式が増えてきました。近い将来、シリアル接続に置き換わる可能性が高くなりました。
- CD/DVD ROM(5千円)
少し大型のソフトの組み込みや大量のデータの保存に必須です。ソフトにより、音楽やビデオの演奏もできます。音楽を演奏するには、CD/DVDドライブから、サウンドカードへの接続が必要ですが、このケーブルは種類が多いので、注意してください。サウンドカードとCDを同時に購入し、ケーブルを確認するとよいでしょう。
- ハードディスク
ソフトを組み込むに必須です。最低でも100GGB程度用意しましょう。後からの増設も可能です。
- 外付け機器
安物は操作性が悪い、故障しやすい、傾向があります。マザーボードに接続端子があります。
- キーボード(3千円)
試し打ちをして好みに合ったキーボードを選択します。
- マウス(3千円)
中央にスクロールダイアルがあるマウスが便利です。クリック感の良いものを選択してください。
- ディスプレイ(3万円)
ソフトの開発には17インチ以上が便利です。液晶ディプレイがおおくなっています。ディスプレイカードに接続します。
- スピーカ
ケースに付属している場合もありますがこのタイプのスピーカは、キーボードやディスプレイが利用できない場合などのお知らせようで、良い音の再生には不向きです。マザーボードやサウンドカードに接続用端子があります。
DVDのビデオには5+1チャンネルのスピーカで再生するようになっています。これは、中央と前後の左右、それに、低音用のチャンネルです。+1は低音用で、これは、スピーカを配置する位置は自由です。
- プリンタ
余裕があれば、購入します。USB端子に接続します。ケーブルは付属しない場合が多いので注意してください。最近では、カラーコピー機能を搭載した複合機を開発されています。コピーやスキャナが必要なら便利です。
- モデム、TA
インターネットの接続に利用します。ISDNに接続する場合は、モデムでなくTAを利用します。シリアル端子に接続します。
- 選択
- CD/DVD-ROM
最近は2層書き込み可能なDVDドライブが手に入りやすくなりました。書き込み速度は、通常のCDやDVDの読み込みとの比であらわします。CDの演奏時間を30分としたとき、15倍の書き込み速度のドライブでは、2分で書き込み可能です。
R/W は読み書き可能なドライブの意味で、-R/W と +R/W の2種があります。+R/W
の方がビデオの編集のとき、「つなぎ」がきれいにできます。
- MO
大容量のデータ交換に便利です。
- midi
外付け音源は通常シリアル端子で接続します。また、サウンドカードのゲーム端子から、midi用のコネクタを接続するケーブルが別売されています。
- 購入
- 部品店
上前津から大須にかけて、多くの部品専門店があります。豊田市ではコンプマートで扱っています。
- 店員
部品購入店で話しやすい親切な店員を見つけ、そこで購入すると良いでしょう。多少の金額より、良い店員のいる店を選ぶほうが、後の不安が少なくなります。
- 大型部品
ケースとディスプレイは重いので、宅配か車になります。
- 通信販売
納期をあらかじめ確認する必要があります。モノがないと、半月以上待たされる場合があります。
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