組み立て


  1. マザーボード

    1. マザーボードの組み立て
      まず、マザーボードにメモリとプロセッサを組み込みます。プロセッサの電圧やクロックは自動で設定されます。ただし、購入するとき、マザーボードにプロセッサとメモリが適合するか確認してください。自身がない場合、店の人に確認してください。

    2. メモリ
      メモリカードを押し込むと、はずれ防止のラッチがメモリーカードに食い込みます。差し込む方向は、カードの切り込みとカードのコネクタ一意に定まります。メモリーカードは組み立て不良の主要な要因ですから、十分チェックしてください。また、2枚組みメモリの場合、メモリを挿入する位置が指定されている場合があります。メモリかマザーボードの説明書をチェックしてください。

    3. プロセッサと冷却ファン
      コネクタのレバーを上げ、プロセッサとコネクタの方向を合わせて差し込みます。押し込む必要はなく、落ち込むように入るはずです。方向は1個所だけピンがない場所があります。落ち込んだら、レバーを下げてロックします。プロセッサの上に、冷却用ファンをつけます。マザーボードのファン固定用フックに冷却ファンを引っ掛け、逆方向にレバーを倒して、固定します。この作業にはかなり力が要ります。

    4. 接続端子
      マザーボードに、キーボード・マウスの丸型のコネクタ、USB、シリアル端子、プリンタ用端子、音声、ビデオ、などの端子が固定されています。端子の種類は形状はマザーボードにより変化します。これらの端子をはめ込みケースに固定する金属板がマザーボードに同梱されているはずです。
       最後に、冷却ファンの電源コードを、マザーボードの端子に接続します。端子位置はマザーボードの説明書を参照してください。

  2. ケースへのドライブの組み込み

    1. マザーボード
       マザーボードをケースにネジ止めします。まず、ケースからマザーボードを浮かすためのプラスチックのスペーサがマザーボードに同梱されていまから、このスペーサをケースの各穴に挿入します。次に、ネジでマザーボードをケースに固定します。ケースとマザーボードの相性があり、マザーボードのすべての穴がケースに固定できるとは限りません。  後から、マザーボードにメモリやカードを差し込む場合があります。このとき、マザーボードに力がかかりますから、丁寧に止めて下さい。

    2. ディスクドライブ
      CD/DVDROM、フロッピーディスク(FDD)、ハードディスクをネジ止めします。ネジにはインチ系とミリ系の2種類があります。装置は3.5インチ幅と5インチ幅があります。3.5インチのディスクを5インチのベイに接続するには金具が利用できます。

      1. マスターとスレーブ
        搭載するドライブが2台までなら、各ドライブを別々のIDEケーブルに接続します。この場合、各ドライブはマスター接続になります。ドライブが3台または4台になる場合、IDEケーブルに2台のドライブを接続することになります。この場合、ひとつのドライブをマスター、他のドライブをスレーブとします。
         新規購入したドライブはマスタ接続に設定になっています。これを、スレーブ接続に変更するには、ドライブとIDEケーブルを接続する端子の横にあるピンに挿入されているショートピンの位置を変更します。変更の方法はドライブの説明書を参照してください。

  3. ケーブルの接続

    1. 電源ケーブル
      電源から、多くのコネクタ付きケーブルが出ています。マザーボードには専用の少し大きなコネクタで各種電圧を供給します。また、最近のプロセッサは専用の電源ケーブルを必要とします。
       マザーボードからは他に、ファン用の端子があります。プロセッサ専用と、前・後のファンに電源を供給します。  電源から、ドライブに直接電源を供給します。少し差し込みにくい端子ですから、丁寧に接続します。

    2. FDDケーブルの接続
      FDDケーブルは専用ケーブルです。FDD2台用のケーブルになっている場合、先端のコネクタに接続します。中間のコネクタは2台目のFDDで利用します。最近は、1台のみ接続できるケーブルが増えています。
       マザーボードに差し込むケーブルの方向は、通常誤挿入防止型になっていますが、FDDのドライブはどちらでも挿入できてしまう場合があります。ケーブルの1ピン側に赤色のマークがつきます。FDDのケーブルはモータがある奥の方が1ピンになります。FDDの接続ケーブルの向きは次のディスク接続のそれと逆になります。

    3. IDEケーブル
      1本のIDEケーブルに2台までのATAPI接続の内蔵型ドライブを接続できます。一方をマスタ、他方がスレーブの接続とします。出荷時にはマスタの設定になっています。装置のコネクタ側に、抜き差しできるショートピンがあり、これで、マスタとスレーブの変更ができます。設定の仕方はドライブにより変化します。
       CD-ROMとHD(ハードディスク)が各一台の場合、IDEケーブル1本でCD-ROMをマスタ、他のケーブルでHDをマスタとして接続します。
       ドライブが3台以上になる場合、2本目のIDEケーブルを利用します。よく利用する2台をマスターとして別々のケーブルに接続すると効率的です。

    4. 音声ケーブル
      CD/DVDには、音声ケーブルのコネクタがあります。これを、マザーボードか追加した音声用PCカードのコネクタに接続します。CD/DVDが複数で、マザーボード側の音声ケーブルのコネクタが一つの場合、同時に接続することはできません。

    5. USBケーブル
       マザーボードのUSBケーブルとケースのコネクタ端子を接続します。最近では、マザーボードに4箇所以上のUSB端子が用意されています。USBコネクタには電源の+、−、の区別があります。方向を間違えないよう注意してください。

    6. ケースのスイッチ・ランプの接続
      スイッチやランプを接続します。通常、電源スイッチ、リセットスイッチ、電源LED、HDDLEDの4種を接続します。ケースよりこれらの線が出ていますから、これをマザーボードの端子に接続します。線の種類、ランプの極性(+-)を間違えないように接続してください。  最近では、音声やUSBの端子を前方に配置するケースがあり、必要に応じてこれらの接続も行います。

  4. 試験
    1. 外付け
      キーボード、ディプレイケーブルをケースのコネクタに接続します。

    2. 電源
      電源を入れ、モニタにBIOSの表示が現れれば組み立ては成功です。でない場合、接続を見直します。立ち上げ時にマザーボードから音が出る場合、音により原因が区別できます。(マザーボードのマニュアル参照)

    3. 確認
      リセッスイッチ、ランプを確認します。

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