たとえば、-1/2〜1/2 の以下の周期関数を考えます。これをフーリエ変換したa0,a1は次のように求めることができます。
エリアシング
下図は、f0=3Hz、f1=13Hz、を fs=16Hzでサンプリングした例です。下の波形はサンプリングの定理を満たなさいため、実際には存在しない、f3
の周期が現れます。
f3 = fs-f0 の関係があり、丁度fsで折り返したように見えます。
フーリエ係数
フーリエ級数の係数 ak,bk は、両辺に cos k ω0 t をかけて周期で積分して求めることができます。sin、cos 関数は k と l が異なるとき、周期全体で積分すると0となる「直交性」があります。したがって、右辺は
ak のみが残り、他の係数の項は0になります。
=2/π
離散フーリエ変換(DFT)
DFTは積分をサンプルされた信号値の和で行います。サンプル間隔が、サンプリングの定理を満たしていれば、同じフーリエ係数を数値計算することができます。
a2=0. a3=-2/(3π) a4=0 a5=2/(5π)
となります。また、bi = 0 です。