Perl言語

  1. Perl言語の特長

    1. 特徴

      Perlは Practical Extraction and Report Language で、文字列のパターン照合と生成が得意な言語です。正規表現によるパターンパッチング、連想記憶機能、ネットワーク機能を持ち、webと連携した小規模のサーバー側の処理(CGI)の記述によく利用されています。
       処理方式はインタープリタ方式のため実行速度は高速ではありません。

  2. Perlの文法的特徴

    1. 変数、式

      変数名は$で始めます。C言語と異なり、利用する前に定義する必要はありません(タイプするとき変数を間違えないよう注意が必要です)。式の演算子や流れを定める制御の文は言語Cと同様です。

    2. 配列、構造

      配列はC言語のような構成なく、リスト構造で実現されています。したがって、先頭、最後の要素に対応する演算や、連想機能が利用できます。構造体やクラス構造の機能はありません。

    3. 正規表現とパターンマッチング

      正規表現は、複雑な文字の並び方(表現)を記述できます。与えられた、文字列が正規表現形式かどうかを判定するのが、パターンマッチングです。マッチした文字列を別の文字列で置き換えることも可能です。

    4. webサーバーとの連携

      webサーバーからPerlスクリプトが起動され、webのフォーム入力を標準入力(または環境変数)から受け取ります。これを処理してhtml記述を標準出力に書き出すと、webサーバーはこれをブラウザに送り、ページとして表示します。
       結果として、フォーム入力に対応するページがブラウザで表示されます。


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