簡単なホームページの書き方
  1. はじめに

    最初に最も簡単なhtmlの記述例を示します。
    この例は、ページのタイトルを指定し(TITLE文)、大きな文字で"今日は"を表示します。

    1. 作成法

      ホームページを作成するには、ここで紹介するように、htmlを直接手入力する方法と、アプリケーションを利用してページを作成し、それをhtmlに変換する方法があります。
       まず、htmlを直接入力する方法を理解することをお奨めします。htmlを理解してから、他のアプリケーション利用によるホームページ作成に進んで下さい。IBM社のホームページビルダーによる作成や、MS社のパワーポイントによるも紹介しています。

    2. HTMLとは

       HTML(Hyper Text Markup Language)は、ホームページの書式を定めたものです。一般のワープロでは、文章は見えますが、文字の大きさやレイアウト、画像の挿入の方法などは隠れて見えません。これらの文字や画像等の表示方法は各種のワープロで異なり、世界共通の規格になっていません。
       HTMLはこの表示方法を、<タグ>と呼ばれる文字で表現し、表示する文字と同様に画面に見える形式で表現します。このHTML形式で表現されたものを、ブラウザで見ると<タグ>は隠れ、<タグ>で指定されたレイアウトで文字や画像が表現されます。

    3. 一行表示する

      この例は、ページのタイトルを指定し(TITLE文)、大きな文字で"今日は"を表示します。
      <HTML>
       <HEAD>
        <TITLE> HomePage</TITLE>
       </HEAD>
       <BODY>
        <H2>今日は</H2>
       </BODY>
      </HTML>

    4. タグで機能を拡張できる

      htmlでは <..> を使って、文字以外の意味を指示します。この <..> をタグといいます。タグには単独で意味を持つものと、<..>と</..>が対になって利用されるものがあります。タグは HEAD とか BODY といったキーワードでその意味を表しますが、キーワードは半角英字です。小文字でもかまいませんが、通常大文字で表記しますので、ここでも大文字で示します。

  2. htmlの構成


    1. 全体
      ページは<HTML>で始まり、</HTML>で終わります。この中にHEAD部とBODY部を記述します。
    2. HEAD部は
      HEAD部は<HEAD>と</HEAD>で挟んで書きます。この<..>をタグといいます。HEAD部では <TITLE> を指定します。<TITLE>は表示されるページのウインドウのタイトルになります。タイトルは通常英字とします。

    3. BODY部は
      BODY部は<BODY>と</BODY>で囲んで書きます。ここに書くタグ外の文字は、そのままページの文字として表示されますが、大きな文字の表題などを書くには、<H2>と</H2>で囲みます。Hの次の数字が文字の大きさを指示します。H1が一番大きな文字でH6が一番小さな文字です。

  3. 簡単ホームページをつくろう


    1. メモ帳で作成する

      メモ帳はwinndowsのOSに組み込まれているテキストエディタです。スタートメニュー>アクセサリ から利用できます。htmは文字のみのファイルなので、メモ帳で作成できます。

    2. ファイルを作成する(hello.htm)

      まず先の例のhello.htmの内容をエディタで作成し、ファイルに保存します。ァイル名の最後を .htm としてください。

      1. 計算機で大文字と小文字の扱いが異なる
        Windowsではファイル名は小文字で入力しても大文字として扱われます。ただし、多くのプロバイダのコンピュータでは大文字と小文字を区別しますから、ファイル名はすべて小文字で統一しましょう。また、Windowsではファイル名の拡張子は3文字ですからファイル名はhello.htmとします。
        また、タグの文字(HEADやBODY)は大文字でも小文字でもかまいません。多くの参考書は大文字で書かれていますから、ここでも、大文字とします。

      2. 改行をするには
        行を改めるには、行の最後に<BR>をつけます。

      3. ファイルの保存
        メモ帳で、ファイルメニューから"名前を付けて保存"を選択します。次のようなファイル保存ウインドウが開きます。
        *************
        ウインドウの上の「保存する場所」が"H:" でなければ、横の三角矢印をクリックし、"H:"を選択します。H: 以外には保存しないで下さい。
         ファイル名をhello.htmとします。

    3. htmlファイルを見よう

      1. ローカル処理で見る
        IE(InternerExplorer)を立ち上げ、ファルメニューからopenFileを選択します。ファイルを選択するウインドウが現れますから、hello.htmを選択します。

      2. 再実行(更新)が必要
        hello.htmを訂正して再度表示するには、まず、hello.htmファイルを修正後保存し、次にIEの"更新"ボタンをクリックします。"更新"はファイルを読み直し、表示をしなおします。

        実行中のウインドウ


      3. 見えましたか?
        homePageのタイトルのウインドウが現れ、
        "今日は"
        と表示されたら、成功です。