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HTMLへPHPを組み込む
PHP は HTML に PHP を組み込む形で記述が可能です。まず、組み込み例を紹介します。以下のプログラムを htdocs フォルダに配置します。
サーバーは <?php ... ?> の部分の処理を PHP に依頼します。PHP では、print で指定された文字(HTML)をサーバーに返し、サーバーはこれをブラウザに渡します。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<HTML>
<HEAD>
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
<META http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<TITLE></TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<?php
print "<B>PHPの世界へようこそ!</B>";
print "<BR>";
?>
</BODY>
</HTML>
ブラウザは、結果として以下のHTMLを受け取り表示します。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<HTML>
<HEAD>
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
<META http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<TITLE></TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<B>PHPの世界へようこそ!</B><BR></BODY>
</HTML>
これだけでは意味がありませんが、PHP の print 出力で、HTML のページが作成できることで。動的な(プログラムによって生成される)ページが表示できることになります。PHPの記述(スクリプト)は CGI の形式で処理されることになります。
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変数と式
php は一般のプログラムを同様、式や変数を利用できます。変数には先頭に $ を付加し、変数であることを明示します。以下は、簡単な計算を行い、その値を
HTML として出力します。
<?php
print "<B>計算</B><BR>";
$a = 23+34;
print $a;
print "<BR>";
?>
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繰り返し
繰り返しの構文は C言語と同じく for 文を利用します。以下は、変数名に $ が付記されている以外は、C言語と同じ構文で、変数sに10までの値を順に加えます。結果を、HTMLとしてページに表示できます。
<?php
$s=0;
for($i=0;$i <=10;$i++){;
$s=$s + $i;
}
print "10までの和: ";
print $s."<BR>"
?>
以下の例は、九九の表を生成するプログラムで PHP によるページ生成の典型例になります。
<table border ="1">
<?php
for($i=1;$i < 10;$i++){
print "<TR>";
for($j =1; $j <10 ;$j++){
print "<TD>";
print $i*$j;
print "</TD>";
}
print "</TR>";
}
?>
</table>
結果として以下のような表を表示できます。めんどうな表のHTMLタグをプログラムで生成しています。最初に、<table border ="1"> で罫線付の表を定義します。変数
$ i は i 行に対応します。<TR> で行を生成し、変数 $j を用いた繰り返しで、9列の テーブル要素を生成しています。
(余り意味はないですが)20*20 の乗算表もプログラムを少し変えるだけで生成することができます。
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条件分岐
条件付の実行記述もC言語と同様です。
if ( <条件> ){
文1;文2;
}
else{
文1;文2;
}
ただし、複数の条件付処理をする場合、elseif の構文が可能で、C言語より分かりやすい記述が可能です。
if ( <条件> ){
文1;文2;
}
elseif( <条件> ){
文1;文2;
}
else{
文1;文2;
}
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組み込み状態
PHPの組み込みの状態は、phpinfo() 関数を呼び出せば知ることができます。