インターネットを支える技術

LAN
LAN(Local Area NetWork)は局所的なネットワークであり、多くはTCP/IPを採用しています。広域ネットワークをWAN、個人領域のネットワークをPANとも呼びます。

TCP/IPとは
米国国防高等研究計画局 (DARPA) のカーンらによる研究からスタート、1973〜74年度にスタンフォード大学のサーフ ネットワーク研究グループによってより詳細な構造が作り上げられ、最初のTCP/IP 仕様が策定された。

衝突
交通整理がないため道路がすいているときは最大効率で利用できますが、込んでくると衝突がおき、急激にトータルの効率が落ちます(渋滞)。

TCP/IPは自動車方式
TCP/IPでの情報伝送は長いデータを定期的に走らせる列車方式でなく、短いデータに分割し、自由に移動する自動車方式です。しかも、交通信号もありません。

LANケーブル
高速通信を行うケーブルは送信側2本、受信側2本の計4本で、シリアル通信を行います。パソコン2台をクロスケーブルで接続すれば、直接通信もできます(IPなどの設定が必要です)。

イーサネット
TCP/IPは通信の規約であり、実際の通信手段を規定していません。イーサネットは実際の通信手段(メディア)を提供する技術で、通信速度は10M(メガ)bpsから始まり、1000M(1G:ギガ)bpsへと進化しています。

UnixOS
TCP/IPをサポートしたUNIX系オペレーティングシステム (OS) は1983年に登場している。UNIX系OSは大学機関を中心に発展し、1988年JUNETに大きく関わった村井純氏によって日本からのインターネットへのTCP/IP 接続試験が行われた。

IPは電話番号
IPはインターネットで宛先と発信元を特定する住所のようなものです。現在のTCP/IPv4規格では32ビットで、約40億の指定が可能です。

インターネット
TCP/IPを用いて世界中にはりめぐらされたネットワークをインターネットと呼びます。イントラネットはインターネット技術を企業や機構で応用したネットワークを呼びます。

データの安全性
データにはチェック用データが追加され、受信側でチェックします。データが整合しないとき、自動的に再送されます。これは、コンピュータ内部のハードディスクのチェック方式と同じです。

IPの枯渇とTCP/IPv6
IPの枯渇が心配され、v6が定められ、多くのパソコンは対応済みです。インターネットレベルの移行プログラムはまだ定まっていません。