ペイントを使いこなそう

  1. ペイントとは


    1. ペイント

      ペイントは、Windowsで標準に添付されている簡単な「お絵描き」ソフトです。簡単な構成ですが、結構、重宝に利用できます。

    2. ペイントの機能

       マウスを絵筆として、絵を描くことができます。描くのは苦手な人でも、できた絵を修正できますから便利です。顔写真から「ほくろ」をとるなどの小技もできます。

  2. ペイントの起動と道具

    1. 起動

      通常、「スタート」メニューの「アクセサリ」に入っています。こんな ロゴです。起動すると。下のような画面が現れます。



    2. 塗る道具

       左に並んでいるボタンが、絵を描くツールです。 は色鉛筆です。画面下のパレットで色をクリックして設定します。画面の上でマウスをドラッグして描きます。はブラシで、下のメニューからブラシ(刷毛)の形が選べます。
        はスプレイ(霧吹き)で、パソコンだから可能な便利ツールです。スプレイする範囲をツールメニューの下から選択できます。色を混ぜることもできます。
       鉛筆かブラシで周りを囲み、色を指定して  で真中をクリックすると、囲みの中を塗りつぶします。どこかが空いていると、「洪水」で全体に色が回ります。こんなとき、「編集」メニューの「元に戻す」が有効です。
       は消しゴムです。色を右クリックすると、背景の色が指定できます。消しゴムは背景の色で塗りつぶします。

    3. 定規

       ペイントにも、文字、正方形、円、などがかけます。作図ツールと違うのは、描いた後で編集できないことです(消すことはできます)。作図した輪郭は、「細かい色のついた点」になってしまうからです。
       定規を選ぶと、下のメニューが出ます。上から輪郭のみ、輪郭と内部塗りつぶし、内部塗りつぶしで輪郭なし、です(下図の左)。塗りつぶしの色は、右クリックで選択します。
         

      文字は、背景の上に置くか、下に置くかを選択できます(上の図の右側)

    4. コピーペースト

        はコピーする範囲を指定します。コピーした後、貼り付けると、点線で囲まれた「貼り付け画像」が出ます。点線の内部でクリックしてから、適当な場所にドラッグします。 は好きな形に切り取ることができます。

    5. 拡大、スポイト

        で拡大をしてから、スポイトで色を取り出し、ブラシで塗ります。気になる「しみ」が抜けます。

  3. ペイントのメニュー


    1. ファイル

      ■保存
      ファイルメニューからファイルの保存や読み出しができます。、印刷ができます。編集では、「元に戻す」やコピーペーストができます
      保存するとき、写真のような画像の場合 jpg、塗り絵を圧縮保存する場合 pngやgif、再度編集するなら bmp 画像を選ぶと便利です。

      ■印刷
       印刷する前にページ設定で用紙を設定します。詳細な設定は「プリンタの設定」から行います。プレビューで印刷画面を確認できます。

      ■壁紙
      現在の絵を壁紙に設定できます。壁紙の変更は、デスクトップのウインドウのない部分を右クリックして現れるメニューからプロパティを選択します。この画面で「背景」設定できます。

    2. 表示

       ツールバーの表示や拡大ができます。

    3. 変形メニュー


      ■すべてクリア
       画面を背景色で塗りつぶします。

      ■反転、回転
       範囲を選んで、反転や回転ができます。水平方向に80%伸縮でスリムになります。色とサイズでキャンバスのサイズや色が選択できます。

      ■伸縮と傾き
      画像の伸縮と傾きが設定できます。マウスを動かしたとき右下に現れる数字が画像上のマウスの位置になります。マウスを右下に置いたときのマウスの位置が画像のサイズになります。画像が 2400*1800 などと画面より大きいとき水平方向と垂直方向で例えば20%と指定すると、480*360 のサイズに縮小できます。画面で見るだけならこのサイズでも十分です。



    4. 色の選択ができます。


      右の画面で、色を選びさらに左のスライドバー(画面右端の右向き▼印)で色の明るさが選択できます。

  4. 応用


    1. 写真に文字を入れる

       写真を読み込み、文字を挿入します。失敗すると後から変更できませんから必ず原版を保存してから編集してください。

    2. 写真を編集する

       邪魔な電線やストロボで赤くなった目を拡大して編集します。スポイトで近くの画像の色を抜き取り、鉛筆で丁寧に修正します。

    3. 画像のサイズを小さくする

       変形メニューの「拡大縮小」を利用します。原版を保存するため、別の名前で保存しましょう。縦長や横長などの変形ができます。

    4. 画像の回転

       立てて撮った画像はそのままでは、横向きになります。変形メニューの回転で縦方向の戻せます。

    5. 部分の抜き取り

       選択ツールで画面の一部を囲みます。コピーして別の画面に貼り付けます。