デジカメの機能

レンズの焦点距離
レンズは焦点距離があり、短いと広い角度、長いと狭い角度(望遠)を撮影します。多くのカメラはズーム機能である範囲で焦点が設定可能です。一般にズーム範囲が広いが画像がアマクなりボケます。高級なカメラではレンズを交換可能になっています。
 撮影角度は撮像素子のサイズで変化します。一般には35mm(フィルム)換算値が利用されます(標準は50mm、広角24mm、望遠150mm)

カメラの画素数
 カメラの宣伝では、よく画素数(300万画素、600万画素)が宣伝されますが、基本は撮像素子のサイズです。このサイズが同じで画素数が多いと、画素当りの畜光量が減り、表現力が悪くなります。 
 撮像素子のサイズは高級機では、36mm * 24mmありますが、通常のデジカメでは大きくても 8.8*6.6mm 程度です。大きな用紙に印刷するときは、画素数が必要ですが、画面表示に必要な画素数は、1600*1200程度です。

メニューの設定
 ディジタルカメラには、多くの設定項目があります。撮影する画像のサイズ、日時、露出の測定法、シャッター音、などです。通常メニューボタンを押し、現れる項目をボタンで選択します。
 1枚当りの画素数や動画のサイズもここで設定します。同じ画素数でも、記憶サイズが異なるのは、画質が異なるからです。
 

マクロ機能
大きく拡大して撮影する機構です。マクロを設定すると、レンズを被写体に近づけることができ、拡大できます。マクロ設定はチューリップ(左下)のアイコンになっています。

メニューの設定2
 ISO(光感度):100-800の値で、撮像素子の感度を設定します。感度を上げると、画面にノイズが出やすくなります。暗いときは400程度にするとよいでしょう。
 測光:1点、中央重視、8点(画面平均)などの測光方式が選択できます。

シャッター半押し:AEロック
 ピントや露出は通常、画面の中心付近で設定されます。しかし、撮影したいものが中央にない場合、正しく設定できない場合があります。多くのカメラが、シャッターの「半押し」機能があります。撮影したいものに向けて、シャッターを半押しすると、露出やピントが決まります。
 ここで、半押しのまま、カメラを移したい方向に向けて、シャッターを押しきります。
 この方法は、二人撮影で、真ん中が開いている場合、特に有効です。

メモリカード(SD,SDHC)
 2GB(ギガバイト:2000MB)までがSD、それ以上のカードをSDHCとよびます。カードにはクラスがあり、動画用には クラス6 程度が必要です。
写真1枚当りの記憶容量は、カメラの設定で変更できます。だいたい、1枚当り 1MB〜3MBです。

フラッシュ機能
 光量が足りない場合、カメラから閃光を発射し撮影する機能があります。閃光は色や影の具合が変わります。
 フラッシュできる距離は通常3mくらいです。普通の室内ならフラッシュ撮影は不要です。フラッシュの設定で発光禁止(右上)にできます。

タイマー機能
シャッターボタンを押してから、10秒程度後で撮影する機能です。集合写真を撮るとき、3脚を利用して全員の撮影が可能です。短いタイマーは押した瞬間のカメラぶれを軽減するための機能です。