デジカメ(基本)

カメラの種類
一眼レフ型カメラ(左)はファインダーを通して、撮影する状態の画像を直接確認できます。レンズの交換も可能な高級機です。コンパクトカメラ(右)は映像を液晶の画面で確認します。多くの機種でズーム(画像の拡大、縮小)機能が利用できます。
携帯電話にも多くの機種でカメラ機能があります。撮影してすぐに画像を送ることができるのが便利です。

露出
画像の記録には適切な光量が必要です。強いと白くなり弱いと暗く(黒く)なります。光量はカメラの絞り(強さ)とシャッター速度(時間)で決まります。

カメラの原理
レンズを通して、撮像素子に光をあてメモリカードに記録します。適切なピントと光量が必要です。レンズの前に光量を調節する絞り、後ろに光を一瞬通すシャッターがあります。

シャッター速度とぶれ軽減機構
シャッター速度が遅いと、撮影対象やカメラが動くと画面がぶれます。最近のカメラではぶれを軽減する機構がついています。

動画
シャッターを押したままにすると、動く画像をそのまま記録する動画撮影機能も、標準機能となってきました。

絞りと「ぼけ」
 同じレンズ(焦点距離)の場合、絞りが小さいと全体にピントが合います。絞りが大きいと、前後がボケます。特定の対象をきれいに移すには、ボケ具合が大事です。

AE(露出)補正
 逆光(被写体方向からの光)があると、その光で露出が決まるため、被写体が暗くなります。このような場合、手動で露出の補正ができます。

自動露出
 撮影するとき、自動で光量をはかり、適切な絞りとシャッター速度を選択します(自動モード)。しかし、動くもの、顔写真、風景、夜景、などで最適の条件が変わります。
多くのカメラでは設定された「シーン」で、最適の露出を選ぶ機能があります。

ピント
ピントは被写体とレンズの位置で決まります。レンズを自動で動かして、適切な位置で撮影します。ただし、狙いでない場所にピントが合うことがあります。
 最近ではピントの合った場所を知らせたり、指定した場所でピントを合わせるカメラもあります。また、人の顔にピントを合わせるカメラがあります。