文書のPDFファイル作成

  1. PDFファイル作成


    1. PDFファイルとは

      PDFとは Portable Document Format の略でAdobe社が提唱する、文書の共通フォーマットです。詳細はこちらをご覧下さい。

    2. ScanSnap

       印刷された媒体からPDFファイルを作成するには、スキャナが必要です。Fujitu提供の ScanSnap はA4までの用紙の両面連続スキャンが可能です。安くはありませんが(4万数千円)、3万円以上のソフト Acrobat が同梱されていることを考えると、割安感もあります。


    3. ScanSnapによる読み取り

       インストールしますと、ScanSnapオーガナイザが常駐し、本体の「スキャン」ボタンで読み取りを開始します。紙は、後ろ側から吸い込みますから、若いページを後ろ(手前側に大きなページ)にし、上側を下に差し込みます。「スキャン」ボタンを押すと読み込みを開始します。読み取りが完了すると、「継続するか」問い合わせてきます。続きのページがある場合「継続」、そうでない場合、「終了」をクリックします。


       終了をの場合、オーガナイザが起動し、以下のような画面がでます。ここで、ファイル名を変更したり、作成したファイルを別のフォルダに移動します。


    4. ScanSnapの設定

       タスクバーのスキャンスナップを右クリックし、「設定」を選択すると、ScanSnapの設定ができます。ここで、保存先のフォルダ(通常は、MyDocumentのscanSnapフォルダ)の変更や、読み取りモードの変更ができます。「読み取りモード」は、スーパーファイン、カラーモードは「自動」、「両面」を選択します。単色だが変色した紙の場合、カラーを白黒に設定します。きれいにスキャンしたい場合「エクセレント」、高速に読みたい場合、「ノーマル」を選択します。



       「原稿サイズ」は通常「自動」でいけますが、小型の冊子などでは、正常に読めない場合があります。「カスタマイズ」ボタンでサイズを指定します。

  2. ファイルの編集


    1. 読み取り失敗した場合

       同時に2枚読んでしまった場合、後から読み直し、Acrobat の「文書」メニューの「ページ挿入」機能で挿入します。分割してしまったファイルも統合できます。 ページが上下反転した場合、「文書」メニューの「ページ回転」機能で、調整します。

    2. 目次の追加

       ページが多い場合、「しおり」を作成すると便利です。画面左の「しおり」タグで、しおりを表示し、「新規しおり」でしおりを作成します。しおりは、現在表示しているページにリンクします。しおりを右クリックして、後から、リンクページを変更できます。
       
    3. テキスト認識

       スキャンしたページは画像ファイルですから、検索できません。「文書」メニューの「OCR。。」で文字認識でテキストに変換できますが、時間がかかります。前半の目次や最後のインデックスを文字認識しておくと、「検索」の対象になります。検索するとわかりますが、よく認識間違いをしていますから、検索できない場合があります。

  3. 冊子の裁断


    1. 裁断機

       厚い冊子では、閉じている背の部分を裁断して、読み取りを行います。PLUS PK513 は一度の100枚程度の裁断が可能です。裁断したいページを大きく開き、カッターで背の部分を切り、2冊に分割します。100枚程度まで分割したら、裁断機で背ののりの部分を切り落とします。
       のりはかなり内部まで入っていますから、少し大目のカットしないと、ページがくっついた状態になり、読み取りに失敗します。


    2. 裁断機利用の注意

       裁断機にはスイッチがあり、オンにすると刃の位置が線状に表示されます。裁断位置の確認に便利です。裁断機の刃は鋭利ですから、指などを切らないよう注意してください。上部に歯止めのレバーがあり、これを押さないと刃は降りません。
       また、ホチキスなどの留め具を切断すると、刃がかけてしまいます。金属を切らないよう、注意してください。