グラフを作成しよう
グラフはデータを概要を理解するのに適した表示形式です。エクセルは表の値から各種のグラフを自動生成してくれます。
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グラフの作成
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グラフ化機能
エクセルでは、記録したデータを元に円グラフや棒グラフなど様々」なグラフを自動的に作成してくれます。基本的には表示する範囲と、グラフの種類を指定するだけです。
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グラフの例
表から棒グラフを自動生成ます。まず、下のような表を入力します。
A2 は グラフのタイトルになります。A1:G2 の範囲を選択して、「挿入」タブの「おすすめグラフ」をクリックします。いくつかのグラフが表示されますので、好みのグラフを選択します。
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グラフの選択と編集
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選択
おすすめでグラフの種類の選択ができますが、グラフをクリックして現れる、「グラフツール」タブをクリックすると、さらに細かい表示形式を選択できます。
「グラフスタイル」ではグラフとデータの表示形式を選ぶことができます。「データ」では、行列の入れ替えや表示するデータの選択ができます。
「グラフの種類の変更を」をクリックすると、下のような「3D」表示を選択することもできます。
3Dグラフではグラフの上で右クリックして「回転」を選択すると、グラフを眺める角度を変更できます。
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レーダーチャート
レーダーチャートなど、他にも面白い表現方法があります。いろいろ試してみて下さい。
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軸の対数表示
大きく変化するデータは対数軸で表示すると便利です。下は 1.4 のべき乗で変化するグラフです。
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1.4 |
2.0 |
2.7 |
3.8 |
5.4 |
7.5 |
10.5 |
14.8 |
20.7 |
28.9 |
40.5 |
56.7 |
79.4 |
左は通常のリニアな軸での表示、右は対数軸での表示です。
縦軸を対数表示するには、グラフ上で縦の数値をクリックして選択します、右クリックでメニューを表示し、「軸の書式設定」を選択します。「軸の書式設定」ダイアログが表示されます。ここで、「対数目盛りを表示する」をチェックし、その横の基数に適当な値を設定します(ここでは2)。
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グラフの選択と編集(2007)
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作成
早速作って見ましょう。上の例の表を利用します。まず、表の範囲をドラッグして指定します。1月の上でクリックし、6月の下の42まで、ボタンを押したまま移動します。
次に、挿入メニューから、「グラフ」を選択します。グラフの作成に関する一連のメニューが出てきます。これをウイザードと呼んでいます。最初はグラフの種類を選択します。
ここでは、縦棒をえらびます。画面下の「次え>」を選択します。次はデータ範囲を選択します。異なる場合はここで修正します。「次え>」を選択します。
ここで、タイトルや軸の名前などを設定できます。「グラフタイトル」に「月別変化」を指定して下さい。「次え>」を選択します。グラフを表示する場所を指定します。新しいシートに表示するか、オブジェクトとして表と一緒に埋め込むか、等を指定します。標準では、表と同じシートに表示します。「完了」ボタンを押せば完成です。
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グラフの編集
グラフは「オブジェクト」として組み込まれています。クリックして選択し、移動したり、コピーすることができます。試しにグラフの白い部分でクリックし、グラフ全体を選択します。ここで、右クリックをすると、メニューが出ます。「グラフの種類」を選択して、3Dの円グラフを選択します。
OKを押すと、グラフが変化します。 さらに、グラフの上でクリックし、「3Dグラフ」を選択します。次のメニューが出ます。「仰角」を指定すると、グラフを見る角度が変化します。下の回転をクリックすると、グラフが垂直軸周りに回転します。面白いでしょう?
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他項目のグラフ
複数行のデータをグラフにする場合は、さらに選択範囲が拡がります。何を「見せたいか」により、グラフの種類を選択します。3−D 縦棒グラフで表示した例を示します。
このグラフも、3Dグラフとして回転できますから、適当な角度に回転を設定することができます。
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その他
レーダーチャートなど、他にも面白い表現方法があります。いろいろ試してみて下さい。
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グラフの他の文書へ貼りこみ
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コピー&ペースト
作成したグラフをワード文書に貼りこむことができます。EXcelの画面でグラフを作成し範囲を指定やグラフを選択して、編集メニューからコピーします。
次に、ワードを立ち上げ、位置を指定してペーストします。貼り込んだグラフやシートは編集ができます。ただし、元のファイルは変更されません。
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オブジェクト挿入
エクセルで、ファイルに保存しておきます。Word で「挿入」メニューから、「オブジェクト」、「ファイルから」を選び、保存したファイルを選択します。ここで、「リンク」にチェックをつけるとファイルをコピーしないで、「接続」します。
接続した、図面をダブルクリックすると、接続した元のファイルを読み込んだExcelが立ち上がります。ここで変更すれば、元のファイルも編集されます。
ただし、この方法は、いろんな副作用がありますから注意してください。「リンク」にチェックしないと、ファイルをコピーして組み込みます。この方が安全です。