グラフを作成しよう

グラフはデータを概要を理解するのに適した表示形式です。エクセルは表の値から各種のグラフを自動生成してくれます。

  1. グラフの作成


    1. グラフ化機能

      エクセルでは、記録したデータを元に円グラフや棒グラフなど様々」なグラフを自動的に作成してくれます。基本的には表示する範囲と、グラフの種類を指定するだけです。

    2. グラフの例

       表から棒グラフを自動生成ます。まず、下のような表を入力します。

       

       A2 は グラフのタイトルになります。A1:G2 の範囲を選択して、「挿入」タブの「おすすめグラフ」をクリックします。いくつかのグラフが表示されますので、好みのグラフを選択します。


  2. グラフの選択と編集

    1. 選択

      おすすめでグラフの種類の選択ができますが、グラフをクリックして現れる、「グラフツール」タブをクリックすると、さらに細かい表示形式を選択できます。



       「グラフスタイル」ではグラフとデータの表示形式を選ぶことができます。「データ」では、行列の入れ替えや表示するデータの選択ができます。
       「グラフの種類の変更を」をクリックすると、下のような「3D」表示を選択することもできます。


       3Dグラフではグラフの上で右クリックして「回転」を選択すると、グラフを眺める角度を変更できます。
    2. レーダーチャート


      レーダーチャートなど、他にも面白い表現方法があります。いろいろ試してみて下さい。




    3. 軸の対数表示

       大きく変化するデータは対数軸で表示すると便利です。下は 1.4 のべき乗で変化するグラフです。
      1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
      1.4 2.0 2.7 3.8 5.4 7.5 10.5 14.8 20.7 28.9 40.5 56.7 79.4
      左は通常のリニアな軸での表示、右は対数軸での表示です。
       

      縦軸を対数表示するには、グラフ上で縦の数値をクリックして選択します、右クリックでメニューを表示し、「軸の書式設定」を選択します。「軸の書式設定」ダイアログが表示されます。ここで、「対数目盛りを表示する」をチェックし、その横の基数に適当な値を設定します(ここでは2)。

  3. グラフの選択と編集(2007)

    1. 作成

      早速作って見ましょう。上の例の表を利用します。まず、表の範囲をドラッグして指定します。1月の上でクリックし、6月の下の42まで、ボタンを押したまま移動します。
       次に、挿入メニューから、「グラフ」を選択します。グラフの作成に関する一連のメニューが出てきます。これをウイザードと呼んでいます。最初はグラフの種類を選択します。
       
       

      ここでは、縦棒をえらびます。画面下の「次え>」を選択します。次はデータ範囲を選択します。異なる場合はここで修正します。「次え>」を選択します。
       ここで、タイトルや軸の名前などを設定できます。「グラフタイトル」に「月別変化」を指定して下さい。「次え>」を選択します。グラフを表示する場所を指定します。新しいシートに表示するか、オブジェクトとして表と一緒に埋め込むか、等を指定します。標準では、表と同じシートに表示します。「完了」ボタンを押せば完成です。

       
    2. グラフの編集

       グラフは「オブジェクト」として組み込まれています。クリックして選択し、移動したり、コピーすることができます。試しにグラフの白い部分でクリックし、グラフ全体を選択します。ここで、右クリックをすると、メニューが出ます。「グラフの種類」を選択して、3Dの円グラフを選択します。

         

      OKを押すと、グラフが変化します。 さらに、グラフの上でクリックし、「3Dグラフ」を選択します。次のメニューが出ます。「仰角」を指定すると、グラフを見る角度が変化します。下の回転をクリックすると、グラフが垂直軸周りに回転します。面白いでしょう?

       

    3. 他項目のグラフ

       複数行のデータをグラフにする場合は、さらに選択範囲が拡がります。何を「見せたいか」により、グラフの種類を選択します。3−D 縦棒グラフで表示した例を示します。
       

       

      このグラフも、3Dグラフとして回転できますから、適当な角度に回転を設定することができます。

    4. その他

      レーダーチャートなど、他にも面白い表現方法があります。いろいろ試してみて下さい。




  4. グラフの他の文書へ貼りこみ


    1. コピー&ペースト

      作成したグラフをワード文書に貼りこむことができます。EXcelの画面でグラフを作成し範囲を指定やグラフを選択して、編集メニューからコピーします。
       次に、ワードを立ち上げ、位置を指定してペーストします。貼り込んだグラフやシートは編集ができます。ただし、元のファイルは変更されません。

    2. オブジェクト挿入

       エクセルで、ファイルに保存しておきます。Word で「挿入」メニューから、「オブジェクト」、「ファイルから」を選び、保存したファイルを選択します。ここで、「リンク」にチェックをつけるとファイルをコピーしないで、「接続」します。


       接続した、図面をダブルクリックすると、接続した元のファイルを読み込んだExcelが立ち上がります。ここで変更すれば、元のファイルも編集されます。
       ただし、この方法は、いろんな副作用がありますから注意してください。「リンク」にチェックしないと、ファイルをコピーして組み込みます。この方が安全です。