表の入力

  1. 表への入力

    1. セル

       起動すると下のような表が表示されます。縦方向にA,B,C、.. 列、横方向に1,2,3..の行があります。表の各項目(セルといいます)をクリックして選択し、そこに文字や数字を記入・編集することができます。
       

       下の例のような入力をしてください。enterキーを押すと下のセルに移動しますから、縦方向に入力するのが便利です。矢印キーで対象となるセルの位置を移動できます。修正する場合、そのセルの上でダブるクリックします、
       

    2. ブック、シート

       表を記録したページを「シート」と呼びます。エクセルは複数のシートを切り替えながら編集できます。複数のシートを「ブック」と呼び、ブックをファイルとして記録します。ファイルの拡張子(ファイルの名前の後に続く3文字)は xls(xlsx) です。

    3. 連続入力(オートフィル)

       番号のように、連続した数字は手作業で入れなくても、自動的に埋めることができます。たとえば、第1行に1月、2月 と連続する文字を入れます。二つの枠をドラッグして選択すると、枠の右下に小さなボックスが表示されます。このボックスを、右の方にドラッグします。ドラッグした範囲に続く数字が埋め込まれます(この機能をオートフィルと呼びます)。もちろん数字だけでもかまいません。


      単純な数字だけでなく、8月1日、8月8日、のような日付を「オートフィル」できます。この場合、1週間単位となり、8月の次は9月になります。


    4. セル内の改行

       Enterキーを押すと、自動的に次のセルに進むため、同じセルでは改行できません。同じセルの内部で改行するには、ALT+Enter(ALTキーを押しながらEnter)キーを押します。折り返し表示されますが、行が狭いと表示されません。行や列の幅の調整を次ぎに説明します。、

  2. 表の整形、整理

    1. 幅の設定

       表の列や行の幅は自由に変更できます。表の上または左右の A、B、C や 1、2、3 の境界線の上にマウスを置くとポインタの形が左右または上下の矢印に変わります。そのまま、マウスで線をドラッグすると、表の幅が変化します。
       複数の列や行を選択してから幅を変更すると、選択した行・列の幅が同時に変化します。

    2. 列や行の挿入・削除

       表に行や列を挿入(追加)できます。挿入したい行または列をマウスでクリックし選択します。ここで、右クリックするとメニューが現れます。「挿入」で行や列が挿入できます。削除するには、行または列を選択し、右クリックメニューから削除を選択します。
       失敗した場合は、ctrl+z キーを押し、「元に戻す」を実行します(この操作は 多くの WIndowsアプリで有効です)。

    3. ホームタブ(2013)

       画面上部のホームタブを選択すると、文字入力に関する「コマンド:指示」が選択できます。「クリップボード」はコピー、ペースト関連、「フォント」は文字のフォント(形)、サイズ、色、「配置」はセル内部の文字の位置、「数値」は数字の表示方式を指定します。セル単位の「罫線」もここで指定できます。
       「スタイル」では表全体の特定のセルの表示(背景や文字色)の指定ができます。
      「テーブルとしての書式設定」では表全体のスタイル、「セルのスタイル」では特定のセルのスタイルをステイします。表全体のスタイルでは、設定した表の範囲を予めマウスでドラッグして選択しておきます。
       「条件付き書式」では、セルの内容にしたがって、表示スタイルを変更できます。詳細は、応用例で紹介します。

    4. 複数のセルで表示(2013)

       表の見出しや説明では、複数のセルにまたがって文字を入力したい場合があります。この場合、「ホーム」タブの「配置」グループにある「セルを結合して中央揃え」のコマンドを利用します。結合したいセルを予めドラッグして選択しておき、このコマンドを選択します。
       

       また、セルの幅より長い文字を折り返し表示する場合、「配置」グループにある「折り返して全体を表示する」コマンドを利用します。

    5. 罫線の設定(2007)

       書式メニューの「セル」から、罫線を選択すると、以下のような画面で、選択範囲の罫線を設定できます。罫線のスタイル、選択範囲の内側、外側、あるいは指定した線分のみに、罫線を設定できます。また、色の設定も可能です。


      下の表は、外側と上の行のみを太線で囲み、他の項目も点線で囲んだ例です。


    6. 複数のセルで表示(2007)

       長い文章を指定した項目の内部で、折り返し表示できます。この機能は、表示する項目の範囲を指定し、書式メニューの「セル」で「書式設定」画面を出し、「配置」を選択します。ここで、文字制御の「折り返し」と「セル結合」をチェックします。
       

      これで、下のようなスタイルで文を表示できます。例では、画像の「貼り付け」も行っています。右は印刷したイメージです。

    7. 大きな数字を表示する(2007)

       大きな数字には、","をつけて表示すると、読みやすくなります。設定する範囲(または 行列)を選択し、書式メニューから、「セル」を選択します。「数値」を選択し、「桁区切り」にチェックをつけます。