プログラムの実行

  1. アプリケーションの起動


    1. 起動法

       アプリケーションはスタートメニュー以外に、ショートカットや実行ファイルのダブルクリックでも起動できます。

    2. データファイルから起動

       プログラムの実行は、そのプログラムで作成したデータファイルをダブルクリックして起動することもできます(拡張子が登録されている場合)。また、データファイルを実行プログラムのアイコンまでドラッグし、その上でボタンを離す(Drag&Dropといいます)ことでも実行できます。

    3. キーボードで実行

       メニューはキーボードでも操作できます。F10キーで一番左のメニューが選択できます。左右キーでメニューを移動できます。enterキーでプルダウンメニューが開きます。上下キーでプルダウンメニューが選択でき、enterキーで選択できます。
       直接キーで指定できるメニューもあります。プルダウンメニュー項目の横に、Ctrl+c と表示されている場合、Cntrlシフトして c キーを押すと、そのメニューを実行できます。
       スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」を選択すると、プログラムのファイル名を指定して実行できます。例えば cmd を入力すると、コマンドプロンプト が実行されます。ファイルパス が登録されていない場合、ファイルのパスを指定する必要があります。また、フォルダ名に空白が含まれている場合、ファイルパスを " " で囲む必要があります。

    4. 実行時のファイルパスの登録

       マイコンピュータを右クリックして プロパティ を選択し、「システムプロパティ」ダイアログを出します。「詳細」メニューから、環境変数をクリックします。システム環境変数の Path を編集し実行したいプログラムが含まれるファイルパスを追加します。これで、ファイルパスなしで、名前だけでプログラムの起動ができます。


  2. 拡張子と表示


    1. 拡張子

      ファイルの名前には名前の後ろのそのファイルの内容を示す3文字の拡張子が付記されます。ただし、拡張子は通常表示されません。表示するためには、フォルダを表示しているウインドウで、「ツール(window2000の場合)」を選択し、「フォルダオプション」から「表示」タグで「登録されている拡張子は表示しない」のチェックをはずします。



    2. 拡張子とアプリケーションの対応づけ

      多くの場合、この拡張子に対応して、それを実行するアプリケーションが定められています。プログラムでないファイルをダブルクリックすると、そのファイルの拡張子に対応しているアプリケーションが起動されます。
      対応付けの例を紹介します。

      ホームページ htm インターネットエクスプローラ
      ワープロ word ワード
      xls エクセル
      画像 jpg JPEG画像
      文字 txt メモ帳
      圧縮された音 mp3 メディアプレーヤ
      プログラム exe プログラムを実行

    3. 対応付けの変更

      拡張子とアプリケーションの対応関係を変更することができます。ファイルを選択し、右クリックしてプロパティを選びます。この画面で、ファイルタイプとアプリケーションが表示されます。アプリケーション横の「変更」ボタンを押します。
      アプリケーション選択画面がでますから、アプリケーションを選択します。



    4. 対応するアプリケーション一覧

      拡張子に対するアプリケーション一覧は、エクスプローラのツールメニューで表示されるフォルダオプションのファイルタイプで一覧できます、ここから、変更することも可能です。

  3. コマンドの実行


    1. コマンドプロンプト

       スタートメニューのアクセサリに「コマンドプロンプト」があります。これを実行すると、「コマンドプロンプト」ウインドウが開きます。この画面から、コマンド(文字列)を入力することで、ウインドウを持たないプログラムを実行できます。



    2. コマンドプロンプトのプロパティ

       「コマンドプロンプト」ウインドウのタイトルバー(ウインドウの上のフレーム)を右クリックすると、メニューが出ます。プロパティダイアログが開きます。「編集」メニューから「範囲指定」でマウスでドラッグすることでウインドウの文字列を選択できます。「コピー」で文字列をコピーし、他のエディタに貼り付けることができます。


       「フォント」で文字のサイズ、「画面の色」で背景色を変更することも可能です。

    3. コマンド

       下記の画面で、C:\Documents and Settings\mito> にあとに dir とs入力し、enterキーを押すと、Documents and Settings\mito のフォルダにあるすべてのファイルやフォルダを表示します。ファイルやフォルダのサイズも表示されます
          dir
      。dir はコマンドで、「現在のフォルダにあるすべてのファイルやフォルダを表示せよ」の意味です。

       
      現在のフォルダは、次のcd(change directory)コマンドで変更できます。フォルダパス は フォルダ名\フォルダ名 で指定します。
      cd フォルダパス
      例 cd \window\temp
      cd の後に、フォルダのアイコンをこのウインドウにドロップしてもパスが表示されます。
      tree コマンドでフォルダを指定すると、指定フォルダに含まれるフォルダとファイルを階層的に表示します。
      C:\>tree pda
      フォルダ パスの一覧:  ボリューム ローカル ディスク
      ボリューム シリアル番号は 0006FE80 882F:D146 です
      C:\PDA
      ├─Driver
      ├─Font
      ├─Zaurus
      │  ├─FDClone
      │  └─ZEditor
      └─電子ブック

      コマンドには、他にも多くの機能があります。スタートメニューの「ヘルプ」でキーワードを「コマンド」で検索し、「コマンド一覧」でコマンドをチェックできます。

    4. バッチ処理

      コマンドを記述したテキストファイルを作成し、*.bat ファイルで登録します。このファイルをダブルクリックすると、指定したコマンドを順次実行できます。