外部からの接続

  1. コマンド入力

     
    1. 昔はtelnet
      Linuxのコマンド入力は、Linuxマシン本体のTerm系のウインドウソフトを利用しても実行可能ですが、外部からネットワークを利用してコマンドを入力できます。このツールとして昔は Telnet が利用されましたが、これはすべての情報を平文(そのまま)送るので、パスワードなどの機密情報が漏れてしまいます。
       最近は、暗号化した端末プロトコルであるSSHを利用します。これはポート番号22を利用します。

  2. TeraTermとttssh

    1. SSHを利用するツール
       SSHを利用するには、TeraTermPro+ttssh がよく利用されます。どちらもフリーソフトで、Telnetの端末ソフトとして優れていた TeraTerm に ttssh を組み込むことで利用できます。

    2. ダウンロード
       どちらも、この名前で検索すれば、ダウンロード先はすぐに見つかります。ttsshは日本語版もありますが。TeraTermに組み込むのが少し面倒なようです。

    3. インストール
       まず、TeraTermProを解凍します。これで、実行ファイルが現れます。これを実行すると、Telnet の接続が出来るだけです。TeraTermのフォルダにttssh を解凍します。二つのdll、Libary.txt、ttssh.exe が現れれます。
       ttssh を起動すると、 TeraTerm にSSHのラジオボタンが付加されます。



       接続ホストのIPアドレスを入力し、SSH を選択して OK ボタンを押します。最初の場合、IP を追加するかの問いあわせがあります。OKを押します。
       認証画面が現れます。利用者名とパスワードを入力し、 Use plain password を選択して OK します。RSA key を用いればより安全ですが、このままでもパスワードは暗号化されています。
       
       

       これで、コマンドを投入できる、ウインドウが現れれば、接続完了です。

    4. 設定:setup
      TCP/IP で接続するホストとその表示順番が指定できます。

      TTSSHで、SSHの認証を行うときのデフォルトが設定できます。「use_plain_password」 に設定しておくと便利です。
       
      terminalで表示、送信する文字コードを指定します。Limuxサーバーに接続する場合、EUCを選択します。しないと文字化けします。

      Fontで表示するフォントやサイズが指定できます。

      saveSetupで設定を保存します。


  3. ログイン

    1. ログイン
       ttssh を起動し、接続先IPとサービス(ssH)を指定します。okボタンを押します。ssHAythentivation(認証)画面に移ります。RSA暗号などが登録していない場合、UsePlainPasswordtoLogin を利用します。名前とパスワードを指定します。

    2. コンソール画面
       TeraTerm のウインドウがたち上がれば、ログイン完了です。コマンド入力ができます。

    3. rootになる
       root権限が必要な場合、su で利用者を root に変更します。

      $su root
      Password: パスワード