メディアカードv1.3
- 概要
- カード型メモ帳
メディアカードは形態は汎用のカード型メモ帳です。400字程度の画面に文字を入力できます。カードの文字数に制限はありませんが、このカードは長い文章には適していません。他の文字ツールとの交換用に、文字のコピー&ペースト機能が利用できます。
- 検索
入力したカードは、キーワードを指定して検索できます。多くのカードシステムとの違いは、検索に分類や検索項目を指定せず、すべての文を検索の対象にしたことです。
カードの一部に指定した文字があれば検索できます。キーワードは二つまで指定でき、両方のキーがあるカードを順次表示します。
- 日付管理
カードは作成した日付がつけられ日付順にならべられています。日付の範囲を指定して、検索する対象を絞り込むことができます。
- URLの実行
カードにURL(ホームページアドレス)を記録しておけば、ダブルクリックでそのURLをブラウザで表示できます。URLはブラウザからペーストします。カードに検索用の説明を入れておけば、検索とダブルクリックでホームページが表示できます。
- ファイルの登録と実行
mp3、jpg、txt、すべてのファイルをドラッグ&ドロップでカードに記録できます。このファイルをダブルクリックで実行できます。実行するのはメディアカードではなく、あなたのシステムに登録された、ファイルの拡張子に対応するツールです。ダブルクリックで実行するにはその拡張子のツールが登録されている必要がありますが、拡張子ごとに好みのツールを立ちあげることができます。
- プログラムの実行
同様にプログラムのアイコンをドラッグ&ドロップでカードに記録し実行できます。いわゆるランチャーの機能ですが、メディアカードは普段あまり使わないツールを登録すると便利です。名前や保存した場所を忘れても、キーワードで検索して実行できます。
- その他の利用
たとえば名前が思い出さない人の電話を探したいとき、メディアカードなら探せるかもしれません。同じカードに書いた人の名前や、「友人」や「会社」なんでも検索できるからです(これらの余分な情報が記入されていれば)。メディアカードはフリーフォーマットですから、貴方が考えた方法で利用できると思います。
- 利用法
- ダイアログ
カードのウインドウは以下のようなレイアウトです。
- カードを作成する
- カードを追加する
追加ボタンを押すと、新しいカードが出ます。文字を入力し、記録ボタンを押すとカードが追加・保存されます。他のワープロやブラウザからコピー&ペーストで文字を貼り付けができます。コピーや貼り付けはショートカットキー(CTRL-C,CTRL-V)も利用できます。文字以外はカードに貼り込むことはできません。
- カードをめくる
「前」と「次」のボタンでカードをめくることができます。カードは作成した日付順に並んでいます。「検索前」と「検索次」は最近検索したカード間で移動する機能です。
- カードの編集
変更したいカードを編集し、記録ボタンを押せば更新されます。元の内容は消えます。編集は、通常のワープロと同様です。フォントの選択やサイズの変更はできません。
- カードの削除はできません
カードの削除機能をつける必要はないと考えています。せっかく作成したカードを消して後から後悔することは避けたいのです。
- カードを付箋表示する
付箋ボタンを押すと、そのカードが別のウインドウに表示されます。このウインドウはメディアカードとは別のアプリケーション(TextView.exe)で表示していますから、メディアカードを終了しても、表示は残ります。付箋カードの削除は、右上の
ウインドウを閉じる ボタンを利用します。
- カードの検索
- 左の検索文字を指定する
左の検索文字に検索したい文字を入れ「検索」ボタンを押すかEnterキーを押します。古いカードから順に探して表示します。検索された文字は赤く表示します。検索文字がカードの先頭の文字の場合、1文字ずれて表示されますが、トラブルを避けるためです。
英文の場合、大文字と小文字は区別しません。検索をやり直すには、検索文字をクリックしたのち検索ボタンを押します。
- 右側の検索文字も指定する
右の検索文字も指定した場合、左右両方の文字を含むカードを検索します。右の検索キーは青緑で表示します。左のキーを指定しないと、カードの最後に移動します。
- 検索カード間で移動する
検索前と検索次ボタンで、検索したカードのみを前後に移動できます。検索文字を入れ替えると前の検索履歴は消去されます。
- 最後に移動する
検索キーを指定しないで検索キーを押すとカードの最後に移動します。
- 検索期間を指定する
検索期間は、最初はカードの全期間になっています。日付の後ろの三角をクリックして期間を変更できます。検索はこの期間の範囲で実行します。
- 日付設定ウインドウ
- 保存と終了
- 保存
「記録」はそのカードを内部メモリに一時保管してます。「保存」はこの記録をファイルに書き出し、読み直します。大量のカードを記録する場合は安全のため、時々、保存をしてください。
- 終了
「終了ボタン」で終了します。保存がしてなければ、保存の問い合わせがあります。
- 付箋機能
- 付箋カードの作成
「付箋」ボタンを押すと、現在のページが別の付箋ウインドウに記録されます。このウインドウは複数開くことができますから、カードを同時に参照する場合便利です。付箋カードの利用法は、付箋カードの項目を参照してください。
- 戻す
付箋カードは編集できます。メディアカードが起動している状態で、「変更」ボタンをクリックすると、メディアカードの元のカードと差し替えることができます。
- 拡張機能
- 画像、音声、ホームページなどの登録、実行
- 登録
文字、画像、音声、などを登録し、ダブルクリックでそれを起動できます。ファイルアイコンを編集画面にドラッグ&ドロップします。カードの最後に file:
が記入され続けてファイルのフルパスが記録されます。
このままでは実行可能になりません。「記録ボタン」でカードを記録してください。file:が青色で表示されれば準備完了です。
- ドラッグ&ドロップ
ファイルのアイコンをカードのテキスト画面にドラッグし、左ボタンを離します。
- その他
wordやpptなど、アイコンをダブルクリックすれば開くすべてのファイルを登録し実行できます。
- 拡張子に対応するツールの設定
- 拡張子
ファイルの最後に付記される"."以後の3文字の名前を拡張子といいます。txt、htm、jpg などが拡張子に相当します。拡張子が表示されない場合、ファイルを表示するウインドウ(エクスプローラ)の表示メニューの「フォルダオプション」の「表示タグ」で、「登録されているファイルの拡張子は表示しない」のチェックをはずすと拡張子が表示されます。
- 対応するツール
拡張子に対応するツールが定められていると、そのファイルをダブルクリックすることにより、対応するツールが立ち上がり、そのファイルを開きます。対応するツールが定義されていない場合、あるいは、変更する場合は、表示メニューの「フォルダオプション」の「ファイルタイプ」タグで設定・変更ができます。
詳細は、ウインドウズのスタートメニューのヘルプで、「タイプ, ファイル (関連付け)」をキーワードで検索してください。「jpg」(画像ファイル)などにインターネットエクスプローラなどの”重い”ツールが対応している場合、軽いフリーウエアの利用をお勧めします。wav、bmp、mid、mp3、等にも、軽いフリーウエアがありますから、お試しください。
- メディアカードの処理
file:が行頭にあると、拡張子に対応するツールを立ち上げます。拡張子が.exeの場合は、デフォルトのディレクトリを.exeのあるフォルダに設定しプログラムを起動します。
行頭がhttp:の場合、htmlに対応する登録ブラウザを立ち上げます。
- 実行
青色で表示されている file: の先頭の行のどこかにマウスを置き、左ボタンをダブルクリックします。これで、対応するツールが立ち上がり、指定したファイルを開きます。ファイルが数行にまたがる場合は先頭の行ににみ反応します。file:が複数行にまたがる場合、先頭の行をクリックします。
- URLの登録
URLはブラウザのURL行をコピーし、カードの行の先頭に貼り込んでください。http:が行の先頭にないと反応しません。利用するにはカードを一度「記録」する必要があります。
- 実行ファイル
同様に、実行ファイルも登録・実行できます。ただし、ショートカットには対応していません。かならず、拡張子 exe のファイルのアイコンをドラッグ&ドロップしてください。
- 注意
本カードに登録後ファイルを移動したり削除すると、実行できなくなります。
- 暗号化機能
- 暗号化
カードの一部の文字をドラッグして選択し、ポインタを文字表示部以外の場所で右クリックします。現れるメニューから「暗号化」を選びと暗号化ウインドウが表示されます。暗号化キーに適当な文字列を入力し「OK」キーを押すと、元の文字が
code: で始まる暗号化文字に変換されます。暗号化した元の文字を表示するには、code: の行をダブルクリックします。既に、暗号化キーが入力されていれば、暗号化した元の文字が表示されます。
暗号化直後では表示できません。一度記録ボタンを押して、code: が青色表示されたら、復元表示が可能です。
- 暗号化ウインドウ
- 注意
暗号化キーは保存しません。再度立ちあげた場合、暗号化キーの再入力が必要です。このキーを忘れた場合、元の文字を表示することはできません。また、この暗号化の能力はそれほど高くありません。暗号化に関するセキュリティーの保証はいたしません。
- リンク機能
- 目的
検索機能では、一致する「文字」を含むしか捜せません。特定のカードから別のカードにリンク(link:)をつけることにより、link:をダブルクリックすることにより指定したカードに移動できます。
- リンクの記録
- リンクの記録
リンクをつけたいカードを読み出します。カーソルをリンクを記録する行に置き、マウスをメディアカードの中で、白いテキスト表示部以外に移動し、右クリックします。「リンク登録」をクリックすると、行の先頭に「link:>00」が記録されます。
次に、リンク先のカードを読み出し、リンクを記録する行にカーソルを移動した後、右クリックし、「ここにリンク」を選択します。これで、「link: リンクの削除
「link:>xx」または、「link:
- エラー処理
- エラー処理
まだ、対処していないエラー処理が残っていると思います。
- メディアカードを重複起動しますか?
この処理は、2重起動を警告しています。同じメディアカードを2重起動した場合、正常に変更内容が保存されない場合があります。
- card.txtファイルが開けません,終了します
カードは同じフォルダの card.txt ファイルに記録されています。このファイルが存在しないと、このメッセージになります。
- 実行できません
file: の起動に失敗した場合、このエラーになります。多くの場合、ファイルパスが変更されたか、ファイルが消去された場合に起こります。
- 付箋カード
- 付箋の作成
メディアカードで「付箋」ボタンを押すと、現在のカードが付箋カードとして表示されます。このウインドウは複数開くことができますから、複数のカードを同時に参照する場合便利です。このカードはメディアカードとは独立していますから、メディアカードを終了しても、表示は残ります。
- 付箋ウインドウ
- 付箋カードの編集
- 編集
付箋カードでも、メディアカードと同様の文字編集処理ができます。編集内容をメディアカードに戻すことも可能です。
- 付箋カードの色指定
付箋カードで、文字を選択し、色変更ボタンを押すと選択部分の色が変化します。この色の情報は、メディアカードには引き継がれません。
- 変更
簡単な編集機能があり、文字を編集した後「変更」ボタンを押すと、元のメディアカードのカードを変更できます。「変更」ボタンを押しますと、メディアカードに「変更を受け取りますか」の確認メッセージが出ます。「はい」を押すと、カードが変更されます。
- 追加
「追加」ボタンを押すと、カードの内容をメディアカードに追加することができます。「追加」ボタンを押しますと、メディアカードに「追加を受け取りますか」の確認メッセージが出ます。「はい」を押すと、カードが追加されます。
- メッセージ
メディアカードが立ち上げっていないとき、「変更」ボタンを押すと、「メディアカードがありません」の表示が出ます。記録を残す場合は、メディアカードを立ちあげ再度「変更」または「追加」ボタンを押してください。
- 終了
付箋カードは、ウインドウの「x」ボタンで終了します。編集後、保存または追加をしない場合、確認のメッセージが出ます。
- 利用に関するヒント
- メディアカード間のコピー
複数のメディアカードを利用している場合、カードをコピーする方法を紹介します。
- コピー&ペースト
両方のメディアカードを立ち上げ、一方のカードでコピーを行い、他方のカードで「追加」を行い、そこに貼付けをします。
- 付箋を利用する
コピーをしたいカードを「付箋」で別カードにコピーします。別のメディアカードを立ち上げ、付箋で「追加」を行います。
- カードの削除
現在カードの削除機能は敢えて提供していません。削除をすると、カード番号が変化するため、リンクを付けたカードが変化します。削除したい場合、カードの内容全体を空白で置き換えてください。
- 日付の変更
カードの日付を変更する機能もつけていません。外部のテキストエディタで強引に日付を変更すると、正常に検索できなくなる可能性があります。
- 印刷
印刷機能もありません。必要なら、カードを「コピー」し、メモ帳などのエディタを起動して「貼り付け」印刷をしてください。
- 不具合
不具合や必要な機能(アイデア)があればお知らせください。
- 連絡先
下記のメールでお願いします。
Email: YT7M-ITU@asahi-net.or.jp
- 今後
- 予定
少しづつ機能を増やすつもりです。まだ、バグも残っているかもしれません。
- 併合機能
複数のメディアカードを併合する機能が必要でしょう。スマートな方法を考えています。良い方法があったら教えてください。
- ネットワーク対応
読み取り機能をJavaでプログラムして、ホームページから読めるようにしたいと思っています。あるいは、CGIかサーバークライアント構成にして、ネットワークで共有する方式になるかもしれません。
- ダウンロード
このプロジェクトをダウンロードできます。次の行をクリックして、mediacard.exeファイルを適当なフォルダに保存します。
ダウンロード開始
このファイルは自己解凍型の圧縮ファイルです。このファイルを実行すると指定したフォルダに必要なファイルが生成されます。
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