アニメーションGIF


  1. お断り
    この文は、アニメーションGIFのHelpを再構成したものです。

  2. アニメーションGIFってなに?

    1. アニメーションGIF
      このプログラムは、アニメーションを行うGIFファイルを作成するためのプログラムです。GIFは、「The Graphics Interchange Format(c)」の略称で、もともと、ConpuServeで、標準の画像フォーマットとして使うために作られたフォーマットですが、現在は、ホームページの画像ファイルとして標準的に使用されています。
       GIFファイルには、複数の画像を持つことができ、この機能を利用しアニメーションすることができます。一般にペイントソフトなどで画像を作り、GIFファイルの形式で保存すると、画像が一枚だけのGIFファイルができます。アニメーションGIFを作るには、連続して表示したい画像をコマ数分作成し、これを結合して複数画像を持つGIFファイルを作成します。
       Animation GIF Makerは、この結合を行うソフトウェアです。結合するだけではなく、表示の間隔や回数の指定、背景の透明化等も行うことができます。

    2. 他に必要なもの
      このプログラムは、一言で言えば単に複数のGIFファイルを結合または分解するだけです。従って、元になるGIFファイルを作成するソフトウェアが必要です。
      自分で画像を新規に作成するのであれば、お絵描きソフトが必要です。かつ、そのソフトウェアは、作成した画像をGIFファイルとして保存できる必要があります。もし、GIF形式で保存できないのであれば、画像の変換を行う他のソフトが必要となります。

  3. とりあえず見てみよう

    1. ダウンロード
      まず、ファイルをダウンロードしダブルクリックして解凍します。。Animation GIF Makerと素材のアニメーションGIFファイルが組み込まれています。

    2. 起動
      Animation GIF Makerを起動します。左下のファイルリストで、画像が存在するフォルダを指定します。


    3. ファイルを選択
      左上のファイルタグをクリックし、下側でフォルダを指定すると、上のフォルダのファイルが表示されます。flower.gifを選択し、中央の「追加」ボタンを押します。右に4枚の絵が展開されます。

    4. 確認
      左の「その他」メニューから、「全画像確認」をクリックします。ブラウザが立ち上がり、先頭に動画、その下に動画を作成する4枚の絵が表示されます。

      1. GIFファイルの圧縮技術は、特許が設定されており、圧縮、解凍を行うプログラムをフリーで公開することが出来ません。作成したプログラムを表示できないのは、このためです。

    5. 時間を変える
      右の画面で、4枚の絵をマウスをドラッグして選択します。左上のパラメータを選択し、ディレイを20から40に変更し、「更新」ボタンを押します。右のウインドウのディレイの値が40になります。
       中央のボタンメニューで、「作成」を押します。ファイル保存画面がでます。そのまま保存ボタンを押します。これで、アニメーションの速度が変更されます。「全画像確認」ボタンを押し、ブラウザの「更新」ボタンを押します。特定の絵だけのディレイを変更することもできます。

  4. 画像を用意しよう
    1. ペイントを使う
      アクセサリからペイントを起動します。

    2. キャンバスを縮小
      変形メニューから、「キャンバスの色とサイズ」を選択し、幅150、高さ100程度に設定します。OKボタンで戻ります。

    3. 四角形を描く
      四角形のツールを選び、キャンバスでドラッグして四角形を描きます。下のパレットをクリックして色を選び、塗りつぶしツールで四角形の内部をクリックして塗りつぶします。




    4. GIFファイルを保存
      ファイルメニューで「名前をつけて保存」を選び、ファイルの種類を「GIF形式」にし、ファイル名をsikaku1として保存します。

    5. 別の色のファイルを保存
      別の色で四角を塗りつぶし、同じようにsikaku2として保存します。
      さらに、別の色で四角を塗りつぶし、sikaku3として保存します。

      1. 作成例


  5. 動画を作ってみよう 「全画像確認」

    1. 手順
      ここでは、最低限必要な操作だけで、アニメーションGIFファイルを作る手順を説明しています。

    2. 起動と生成

      1. 画像の指定
        Animation GIF Makerを起動します。読み込んだ画像がある場合、「削除」ボタンで削除します。
        作成したsikaku1、sikaku2、sikaku3を選択し、「追加」ボタンで追加します。

      2. 作成
        下の方にある作成ボタンを押します。ファイル保存ダイアログが出ますので、作成するファイル名(例では、sikaku.gif)を指定します。

      3. 調整
        「全画像確認」で、作成した画像を確認します。必要ならディレイで時間を調整します。



    3. その他の機能
      1. パラメータ
        1. 番号、位置
          左上のタブの「パラメータ」をクリックすると、画像のパラメータ指定のページが表示されます。ここで、画像リストで選択された画像に関して、パラメータの変更を行うことができます。複数の画像を選択することにより、一度に複数のパラメータの変更を行うことができます。No.は、現在選択されている画像の番号を表示します。位置は、ロジカルスクリーンの中で、画像が表示される位置を左上原点(0, 0)でドット指定します。通常は、(0, 0)です。

        2. 消去法
          消去法は次の画像を表示するときに、現在の画像の消去をどうするか指定します。
          指定可能な値は、0-未定義、1-未消去、2-背景色、3-描画前 の4つがあります。

        3. 更新
          パラメータ変更後、「更新」ボタンを押すと、実際のデータに反映されます。「更新」ボタンを押す前に、「取消」ボタンを押すと、変更した値が取り消され変更前に戻ります。なお、ALT+Aキーで「更新」、ESCキーで「取消」を行うことができます。

      2. カラー関連

        1. カラーテーブル編集
          カラーテーブルに設定されている色を変更するときに使用します。カラーテーブルが同じであれば複数画像のカラーテーブルを一度に編集できます。
        2. カラーテーブルアニメ
          一枚の画像をベースに色が徐々に変化するようなアニメーションを作成します
          少ない色数のGIFファイルをベースに作成すると、色の指定が簡単でファイルサイズも大きくなりません。
        3. GCテーブルクリア
          すべての画像をローカルカラーテーブルにします。つまり、グローバルカラーテーブルが存在しない状態にします。

      3. ・ポップアップメニュー

        マウスの右ボタンクリックによりポップアップメニューが表示されます。ポップアップメニューでは、「その他の機能」と同じ機能にプラスして、いくつかの特別な機能が追加されています。
        1. 画像分解
          個々の画像を個別のGIFファイルとして保存します。主にアニメーションGIFファイルを個々の画像に分解したいときに使用します。ファイル名を指定すると、ファイル名に001、002というように番号の付いたファイルが作成されます。
        2. 画像修正開始(ソフト起動)
          特定の画像を修正したいときに、「修正画像置換」の機能とペアで使用します。
          修正したい画像を1つ選択して、この「画像修正開始(ソフト起動)」を行うと、登録してあるペイントソフトが起動されます。
          画像編集後、上書きして保存します。
        3. 修正画像置換(ソフト起動)
          特定の画像を修正したいときに、「画像修正開始(ソフト起動)」の機能とペアで使用します。
          「画像修正開始(ソフト起動)」で画像編集し、上書き保存した後、置き換えたい画像を選択しておき、この「修正画像置換」を行うと、画像が編集されたもので置き換えられます。
        4. ビュワー登録
          「プレビュー(ビュワー起動)」を使用するときに、前もってプレビューに使用するプログラムを指定しておくための機能です。ソフトは、アニメーションGIFの表示が可能なものを指定します。
        5. 画像修正ソフト登録
          「画像修正開始(ソフト起動)」を使用するときに、前もって画像修正に使用するペイントソフトを指定しておくための機能です。ソフトは、GIF画像の編集が可能なものを指定します。
        6. 作業用フォルダ変更
          通常、作業用フォルダは、Animation GIF Makerのプログラムがあるフォルダに自動的に作成されるため、気にする必要はありませんが、Animation GIF Makerを別の場所に入れ直したり、特定のフォルダを指定したい場合など、変更が必要なときに使用します。

      4. 透過指定
        画像の一部を透明にしたい場合は、透過をオンにした上で、透明にしたい部分の色を指定します。
        「透過色指定」ボタンを押すと、以下のダイアログが表示されます。
        GIFのイメージはカラーテーブルに登録されている色の番号(インデックス)から成り、実際に表示される色はカラーテーブルに登録されている色です。例えば、256色の場合、上記のように256色のテーブルがあり、インデックスが、左上から0, 1, 2...と番号が付けられており、実際の色がRGBそれぞれ00〜FFまでの値で指定されています。
        選択している画像が1つの場合は、指定したい色をクリックします。
        複数画像を選択している場合は、同じインデックスで指定するか、同じ色(カラー)で指定するか選び、色を指定します。

      5. HTML IMGタグ作成
        作成されたアニメーションGIFを表示するためのHTML IMGタグを作成します。
        ダイアログが表示され、「コピー」ボタンを押すとHTMLの文がクリップボードにコピーされます。




  6. ダウンロード
    このプロジェクトをダウンロードできます。次の行をクリックして、gifAnim.exeファイルを適当なフォルダに保存します。
      ダウンロード開始

    このファイルは自己解凍型の圧縮ファイルです。このファイルを実行すると指定したフォルダに必要なファイルが生成されます。

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