パラメトリックな関数表現

例1
 t を角度とすると、
 x = sin(t) ; y=cos(t)
は、円周上の点を定めます。また、
 x = t-sin(t)
 y = 1-cos(t)
は、サイクロイド曲線になります。

陽関数
 y = f(x) のように、変数 x に対し、yの値が一意に定まる関数を陽関数と呼びます。この形式では、円のように、ある x に対し二つの値を持つような図形は定義できません。

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数式のグラフ表示

パラメトリックな関数表現
ある変数 t に対し、
 x = f(t) 、y = g(t)
のように、二つの関数で、(x,y) 座標を定める方法が考えられます。t を媒介(パラメトリック)変数とするこのような表現をパラメトリック表現と呼ぶことがあります。

パラメトリック関数のグラフ
二つの関数 f(), g() が初等関数の式で表現できる場合、式の数値計算ができれば、二つの関数の値を評価することで、グラフに表現できます。

注意
関数、または、tnin,tmax でenterキーを押すと書き直します。

使い方
式x、式y に t の関数を定義します。通常の加減乗除以外に、初等関数も利用できます。現在利用できる関数は sqrt(t),sin(t),cos(t),
tan(t),log(t),exp(t) です。
 自動をチェックすると、y軸のyの値の目盛りが最小値と最大値で自動的に定まります。チェックをはずして、ymin、ymax に値を指定すると、その範囲でグラフが表示されます。