花もどき

基本モデル
花の花弁(2次元)を、角度に対する長さを三角関数で与えて、モデル化します。
基本式は r=d*abs(sin3(θ)) です。θが0から2πまで変化しますと、r(長さ)は6回0からdまで変化します。これを角度に対する長さとして描画すると、次のようになります。 ここで、absは絶対値演算です。

ベジェ曲線を加える
さらに、花びらの曲線に、ベジェ曲線で奥行き方向の曲線を作図します。

組み合わせ
一般にr=d*abs(sin(n*θ)) とすると、nの数で花弁の枚数が変化します。この基本式に、3倍、5倍の枚数を重ねあわせると、いろいろな形状に変化します。フーリエ級数の応用です。
 r = abs(a*sin(n*θ) + b*sin(3*n*θ) + c*sin(5*n*θ)
下の例は、n=5、a=70、b=17、c=2 の例です

極座標表現
極座標系は、点を水平軸からの角度と長さで表現します。この極座標表現を利用すると、簡単な数式の重ねあわせで、花のような図形を描くことができます。

作図ツール
左の数値で、花びらの枚数を設定できます。右のスライダで、3倍と5倍の成分の強さを調節します。左のスライダで描画角度を設定できます。右の曲線で4角をドラッグすると、奥行きに変化をつけることができます。