コンピュータとプログラム

ここまでをまとめたプログラム
//PIC12F675を使用する
//数を数える
//最後の3桁を表示する
#include <12f675.h>

#fuses INTRC_IO,NOWDT,NOMCLR//内部クロック
#use delay(CLOCK=4000000) //クロック4MHz

int count;
void main(){//プログラム開始
  count=0;

  while(1){//繰り返す
    count = count + 1; //countを増す
    output_a(count);  //ポートAに出力      
    delay_ms(1000);    //1秒待つ  
  }//while終了
  
}//main終了

実験回路
 上記のプログラムを書き込んだPICを利用します。PICの出力の下位3桁をLEDに接続します。

組み込みコンピュータ
PIC12F675(以下PIC)は8本の端子(ピン)を持つ組み込みコンピュータです。2本は電源(2V〜5V)を接続する端子です。
残り6本は、ディジタル入出力の「ポート」とか、アナログ信号の「入力(チャンネル)」として利用できます。

コンピュータでできること:繰り返し
 コンピュータは
while(条件){
 ;  ;   ;

条件が満たされていれば、{ と } の間にかかれたプログラムを繰り返し実行します。

コンピュータで出来ること:計算
 コンピュータは「計算」し、その値を記録できます。
 count = count + 1;
は、変数 count の値に1を加え、それを、count に記録します。変数 count の値が3の場合、この計算をすると4になります。数学では変数は1文字で x のようにかきますが、プログラムでは長い名前を使います。

コンピュータでできること:時間待ち
 コンピュータはクロック(時刻信号)に基づき、一定の時間間隔でプログラムを実行します。
 delay_ms(1000)
は、指定した時間(ミリ秒)を経過すると、終了し次に進みます。

コンピュータで出来ること:出力
変数countの値をポートAに出力します。  output_a(count);
具体的には、countの最下位ビットがA0、次のビットがA1、次のビットがA2端子.. に出力されます。Ax端子にLEDが接続されていると、countの値に応じてLEDが発光します。