センサー
 何らかの信号を電気的な信号に変換するデバイスをセンサーといいます。CDSセンサーは明るさにより、抵抗値が変化します。これに適当な抵抗を直列に接続すると、明るさにより接続点の電圧が変化します。

アナログ入力と組み込みコンピュータ

アナログ入力
 H,L の2種でなく、ある範囲の「強さ」で情報をもっている信号をアナログ信号といいます。人はアナログ信号を理解します。自然界の信号はアナログ信号です。

AD変換プログラム
#device でAD変換で利用するビット数を指定します。桁数は最大で10です。これは、#include の直後に指定します。
setup_adc_ports() でAD変換として利用する信号を指定します。複数を利用する場合、  setup_adc_ports(sAN0|sAN1);のように、| 演算で指定します。
setup_adc( )で変換するクロックを指定します。ADC_clock_div_32 は内部クリックを1/32で分周して利用します。

//わかりにくいと思いますが参考資料です・
#device ADC=10

long vd;
//AD変換の設定
setup_adc_ports(sAN0);
setup_adc(ADC_clock_div_32);

//指定チャンネルからアナログ信号を読む
set_adc_channel(0);
delay_us(10);
vd=read_adc();

は電源の+、は電源のマイナス側です。は4.7kΩ(Ω)の抵抗です。が明るさセンサーです。

アナログとディジタル
 1本のアナログ信号線で3桁の数字を表現するには、5Vの電圧の場合、5/1000[V]の精度が必要で、いつでもどれでもこの精度を維持するのは困難です。
 ディジタルは1本ではHとLの情報だけを表現します。この信号を10本束にすると、210=1024 の情報を表現できます。

AD変換
 コンピュータはアナログの信号をディジタルの信号に変換して理解します。0〜5Vのアナログ電圧を8桁(ビット)のディジタル信号に変換する場合、 5Vは255(2進で11111111)、2.5Vは127(2進で0111 1111)、0Vは0(2進で0000 0000)に変換されます。
 このような変換デバイスをADコンバータといいます。組み込みコンピュータにはAD変換機能が組み込まれています。