ベクトルの射影と垂線
PからQへの射影を proj Q P と表記します。これは、長さは|pcosα|、単位方向は、q/|q| ですから、次のように計算できます。
演算(和とスカラー積)
対応する要素の和で、ベクトルの和を定義します。各要素を同じ実数(スカラー)倍することで、スカラー積を定義します。
ベクトルPの-1倍のスカラー積を -P と表記し、P-Q を次のように定義します。
P - Q = P + (-1)Q
三角に関する余弦定理から、次の公式が照明できます。
内積
二つのベクトルの内積を、各要素の積の和(スカラー)で定義します。
面積
頂点をベクトル V1,V2,V3 とする三角形の面積は、次のように計算できます。
外積の性質
PとQの外積ベクトルは、PとQに直角です。
(P x Q) ・P = 0 から証明できます。
また、外積の大きさに関し、次の定理が証明できます。
外積
ベクトルPとQの外積(ベクトル)を次のように定義します。
これは、次のように行列で表現できます。
ベクトル
n個の実数の組を縦または横に並べて表記し、ベクトルと呼びます。
垂線
また、PからQにおろした垂線を perp Q P と表記します。これは、ベクトル P からPへの射影ベクトル proj Q P を引き算になります。
三角不等式
ベクトルの大きさに関し、次の不等式が成立します。3次元以内の場合、三角不等式とも呼ばれます(三角形の2辺の和は他の2辺より長い)。
ベクトルの大きさ(ノルム)
ベクトルの要素の2乗和の平方根をベクトルの大きさ(またはノルム)とよび次のように表記します。