線形空間とベクタ

行列
 ベクトルというものに対し、ベクトル間の関連付けをするのが、行列です。行列は「写像」を行います。

ベクタ
数字を並べたものをベクトルと呼びます。通常縦にならべ、横書きは T で表します。

点の座標
2次元のベクトルを点の座標に対応付けると、加算、定数倍は次のように解釈できます。

逆行列
正方行列Aに対し、その逆写像に対応する行列を A-1 と書きます。次の関係があります。ここで、Iは単位行列(対角要素が1で他は0)

加算と定数倍
同じ数(次元)にベクトルの加算、定数倍を定義します。この二つの演算が定義された世界を線形空間と呼びます。

行列の積は次のように定義します。一般に AB と BA は異なる行列になります。

行列の積
xにAを適用し、さらにBを適用する場合、あらかじめ、BA を計算して x に適用することができます。