PCBE

ランド、パッド、穴
部品は通常ランドと呼ばれる丸いパッドに穴をあけ、そこに端子を挿入します。パタンには半田付けしますから、パタンより大きなレジストをマスクする円をつけます。穴サイズは通常0.9mmですが、太いヘッダピンは1.1が必要です。下図で、レジスタやパタンにも穴が開きます。穴のサイズはレイヤー8で指定します。

パッドの設定
 設定メニューのパッド設定で、番号をつけてパッドの登録できます。パッドとして登録すれば、パッドを配置することで、パッドの作画(模写)で指定した全層に図形が登録されます。

ソルダーレジスト、パッド
下図は基板断面で、黄色の基板の上に、オレンジの銅箔が配線です。半田付けが不要の場合、その上に緑のレジストを塗ります。レジスタが不要な部分に、4,5層のレジストに図形を入れます。図で右の四角(パッド)は半田付けするパッド、左は半田付けしないパッドです。小さなパッド(端子部)には通常丸を使います。

PCBE
PCBEは小型のプリント基板のパタン作成ツールです。自動配線や配線チェックなどの機能はありませんが、利用法は簡単です。

設定
まず、「設定」>グリッド でグリッドの間隔を指定します。ピン間一本の配線をする場合、場合0.635mmを指定します。

ビア、スルーホール
 上下のランドを接続するための穴です。穴の内部は導通のため金属箔をメッキします。穴の内部にレジスタが入らないよう、パッドより小さなレジストをマスクする円を入れます。最小のレジストは、穴0.3、パタン0.6、レジスト0.4となります。

レイヤー機能
 PCBEはレイヤー機能を持ち、半田面の配線はレイヤー1(赤)、部品面の配線はレイヤー2(緑)を使用します。シルクは2,3、レジストは4,5、外形は7を利用します。一人で使用する場合は適当に変更できますが、基板製作を発注する場合や、ライブラリを利用する場合は、変更できません。

ライン
パッドとパッドの間をラインで接続します。一般的な信号は0.2mm、電源線の幅は1mm程度です。

http://akita11.jp/plan/pcbeguide/より