半田付け

基板の配線用線材
配線が交差しない場合、錫メッキ線を利用して端子間を接続します(下図右)。交差する場合、表皮が絶縁されたポリウレタン線を利用します(下図左)。

半田(はんだ)付け
 「半田」は、低い温度で溶ける合金です。銅やニッケルなど多くの金属の接着に利用できます。

配線が交差しないよう、接続経路を定めます。

半田付けの道具
「半田」は「半田ごて」で溶かし、接続したい線や部品の端子間を電気的に接続します。
 半田こての先を水を含んだスポンジで清掃しておきます。半田ごては、小型の電子部品の場合、40Wくらいが適当です。

半田付けの手順
予め、接続する線と部品(端子)に半田をつけておきます(半田メッキとか予備半田といいます)。
 その後線を端子につけ、双方に半田を流しこみます。双方の温度を十分上げておかないと、半田が流れません。

線が交差する場合
配線にはポリウレタン銅線(UEW)を使用しています。この線はそのままでは絶縁されていますが、半田付けをする熱で絶縁膜が壊れ半田付けが可能になります。しかし、やや高熱(400度くらい)で時間をかけてはんだ付けをしないと、半導通状態になってしまいます。