2次(充電)電池

NiH充電池

NiH系電池
比較的利用しやすい電池です。電圧は1.2Vです、単3で2000mAH、単4電池で900mAHの容量があります。
欠点は自己放電が多く、半年ほどで放電してしまいます。また、継ぎ足し充電を行うと、容量まで充電できなくなる(メモリー効果)があります。
 最近、これらの欠点を修正した電池(eneloop)が現れました。

リチウム充電回路
専用の充電制御ICが利用できます。利用には過放電の対策が必要で、一定電圧以下で放電を停止する機能が必要です。

放電特性(大電流)
下記は1Aでの放電特性です。上側がeneloop(充電池)で1.2Vを安定して出しています。単3電池は電圧が急激に落ちます。

充電回数、メモリー効果
 メーカーでは「1000回充電」とのことですが、250回程度で充電できなくなる電池がもあるようです。
 また、完全放電しないで充電を繰り返すと、放電容量が劣化する現象をメモリー効果といいます。完全放電を繰り返せば、元に戻せますが、eneloopでも、ある程度のメモリー効果は現れます。(参考 http://www.kansai-event.com/
kinomayoi/battery_box/box01.html)

充電
 1hで充電する電流を1C充電といいます。1Cに近い高速充電をする場合、過充電や加熱に注意する必要があります。(1/10)C以下の微弱(トリクル)充電の場合、過充電などの心配は要りません。NiHの場合、満充電に近づくと、電圧が下がる性質を利用して、急速充電からトリクル充電に移行します。専用のICも利用できます。
(秋月電子 急速充電器キット)
 個別に制御しない急速充電回路で複数の電池を充電する場合、特性のそろった電池を使う必要があります。

リチウム充電池

放置充電電池
放電後長い間充電せずに放電すると、電極が劣化し、充電できなくなるようです。

リチウム充電池
 リチウム充電池は、単位体積当り最大の充電容量があります。1セル当り3.7Vの電圧があります。
 反面、慎重な管理が必要で、過充電、過放電で劣化し、場合によって発火します。
 したがって、単3などの一般で利用される形態はなく、ディジタルカメラや携帯など専用のシステムで利用されます。