>音センサー(コンデンサマイク)

回路図
左端はコンデンサーマイクです。これは、10k程度でプルアップし出力を取り出します。
 初段の増幅は可変利得(1〜10倍)、低域通過型フィルタの構成です。+端子に電源の半分の電圧を加え、交流アンプとします。初段で3倍、次段で約20倍の利得のアンプです。アーディオのライン入力に接続するには、最大で0.8V程度に設定します。

エレクトレット
コンデンサーマイク

 コンデンサの電極の振動で変化する電極の電圧を利用します。出力は数mVですから、400倍程度の増幅が必要です。
 エレクトレットコンデンサーマイクは電荷を蓄える高分子化合物(エレクトレット)を利用しており、低電圧でも動作します。
 プロ用のコンデンサーマイクをエレクトレットを利用せず、48Vの高電圧(ファントム電源)を必要とします。

シールド線
 コンデンサーマイクの出力は弱くインピーダンスも高いので、ノイズが混入しがちです。数cm以上の距離がある場合、シールド線を利用して接続します。
 注意をしないと、電源に電池を用いてもノイズは出力端子で1V弱程度にもなります。

極性
端子には極性があります。ケースに接続されている端子が GND 端子になります。抵抗を通してマイクの+ 側と電源を接続し、信号を取り出します。1個100円以下で入手できます。

パワーアンプ
左は4Vから12Vの電源で利用できるLM386を用いたパワーアンプです。出力は電源電圧の半分に自動的にバイアスされ、電源6Vで325mW、9Vのとき700mWです。
 利得は外付けなしのとき20倍、1-8ピン間に10μFを接続すると、200倍になります。通常の音声用のラインアウト端子は、0.2V〜0.8Vくらいなので、コンデンサは不要です。
出力端子のRCは(たぶん)発振防止用です。電源(6:VCC、4:GND)にも 0.1 μのコンデンサが必須です。