リチウム2次電池

充電回路
専用の充電素子:LTC4054L-4.2があります。外付けの抵抗で充電電流を変更できます。
下図で、抵抗値 R1は 150/充電電流(A)です。

リチウム電池
リチウムイオン型とリチウムポリマ型があります。小型のものはポリマが多いようです。重量あたりの容量は2次電池の中でも最大で、NiHの2倍、鉛やNiCdの5倍程度あります。

充電曲線

以下は、最大90mAでの充電例です。最初3.4V程度で充電開始します。流れる電流が90mA以下になったら、充電電圧を上げます。最大でも充電電圧は4.2Vです。

放電
 放電可能な電流は通常2C(100mAHの場合、200mA)までです。)過放電すると電極が変質し、利用できなくなる場合があります。2.8V以下になると、永久的な損傷を受ける場合があります。

参考;田中:「PICでつくるインドアプレーン」

電圧、容量
定格電圧は3.7Vで、万充電直後は4.2Vです。容量は、10mAhから、1000mAhを超えるものまで各種あります。

充電
容量をCとしたとき通常1C充電を行います。したがって、電池容量により充電電流を設定する必要があります。
 充電効率を考えると、1.2H 程度の時間がかかります。充電電流は低電流駆動なので、最初は低い電圧で充電し、最後は4.2V程度でゆっくり(トリクル)充電します。

端子
電池の端子にはアルミがよく利用されますが、これは折れやすいため注意してください。

過充電、過放電
 3.2V 程度になったら、充電する必要があります。4.2V以上で充電すると、爆発的変形をする場合があいます。また、変質した電池を充電すると、発火する場合があります。充電中は監視できるようにするほうが安全です。