通過センサー
TLN101は赤外線発光素子です。赤外線は通常の室内照明では強い光は出ないため、これを通過検出用に利用します。最大の動作電流は50mAです。
この光をフォトトランジスタに向けて照射します。
間に光を遮る不透明なものがあると光が届かないため、通過を検出できます。
通過センサー回路
左図が構成例で、通常はTLN101からTPS601に赤外光が入り、TPS601のC-E間に電流が流れ、out端子はHレベルになります。
赤外光が遮られると、TPS601はオフ状態になり、CーE間の電流はなくなります。このため、out端子はLレベルになります。
out端子をPICの入力端子に接続すれば、通過の検出が可能です。
1P:アノード(A)
2P:カソード(K)
フォトトランジスタ
TPS601Aは、フォトトランジスタです。赤外線を受けると、コレクターエミッタ間が導通します(ONになる)。
通常のトランジスタでベース電流に相当するものが、赤外線になります。TLN101と組み合わせると、10cm程度の距離で、通過センサを構成できます。
1P:エミッタ(E) 2P:コレクタ(C)