磁気センサ

端子
モジュールは6ピンのDIPで各端子を次の表にまとめます。DIN、DOUT はCLKに同期してデータを送り/取得します。図で左下(手前)が1ピンになります。SPI型のインタフェースでクロックにあわせてコマンドを送ります。


方位センサー
HM55B は、直交した磁気センサを二つ組み込み、X,Y 方向の地磁気の強さを11ビットのシリアル信号で出力します。測定時間は30mS、測定範囲は±180μT(T:テスラ) 、磁気感度は1μTです。動作電圧は3V、測定時の電流は10mAです。

磁気センサー
磁気センサーは、磁気による電流の流れの変化(ホール効果)を利用する素子が主流です。

ピン番号 端子名 意味
1 DIN コマンド入力
2 DOUT フラグ、データ出力
3 GND 電源グランド
4 CLK クロック信号
5 CSB 選択信号(0Vで選択)
6 VCC 3V(5V?)
ホール素子:
THS119(@50円)は磁界の強さを電圧で出力する磁気センサです。ホール素子の 1-3 ピンに電流を流します。この電流に直交する磁界があると、2-4 間に(差動)電圧が発生します。下図は5mAの電流を流したとき、磁界と出力電圧の関係です。

回転センサー
回転するものに磁石をつければ、ホール素子で回転を知ることができます。OH182は磁石を内蔵し、付近の金属(歯車)の通過による磁束変化をセンスして出力します。

精密測定
精密な計測をする場合、1-3間の電流を定電流回路で駆動し、2-4間を計装アンプで測定します。
 スイッチ型の簡単な計測なら、定電流回路は抵抗で代用し、計装アンプも簡単な差動アンプで代用できます。