CMOSゲート回路

  1. NMOSゲート回路


    1. NMOS回路

      CMOS回路の前に基本となるNMOS回路を説明します。

    2. NOT回路

      AがHレベルになると、QAが導通して、'A がLレベルになります。VCC側に接続しているトランジスタQAは単に抵抗として利用しています。


    3. NAND回路
      A,BともにHレベルとなると、出力はLレベルになります。


    4. NOR回路
       


  2. CMOSゲート回路


    1. CMOS回路
      NMOS回路は、出力がLのとき負荷抵抗で電力を消費します。CMOS回路はこの電力を軽減する目的で設定されました。負荷抵抗の替わりに、N型で作成していた論理の逆の回路をP型MOSで作成します。
       上部のP型回路がHを出力すると、下部のN型回路はオフになるため、電源からの電流は流れません。出力も次段のゲートに接続するため、流れる電流は n(ナノ)A 程度しか流れません。

    2. NOT回路
      AがHになると、下のQAがオン、上のQはオフになり、出力はLになります。AがLになると、逆になります。


    3. NAND回路
       下のN型の回路はAND(直列)接続です。上のP型回路はOR(並列)接続と逆回路を構成します。


    4. NOR回路
      N型の回路がOR(並列)接続ですから、P型はAND(直列)接続とします。