温度センサ
- 温度センサー:LM35DZ
- 端子
LM35DZは 10.0mV/℃ の特性をもった温度センサーです。0度のとき0Vですから、100度で1V出力になります。したがって、5V最大のADコンバーターを利用するには、数倍の増幅が必要です。
下図は下から見たときのピン接続です。
- 利用法
以下のように0度のとき0V、10度のとき0.1V を出力します。したがって、opアンプで10倍程度に電圧を拡大すると良いでしょう。単電源で利用する場合は、マイナスの温度の測定ができません。
零下の温度を測定するには、GNDを分離するか、負電源が必要です。
- 温度センサ:S8100
- 温度測定
温度を長期間測定しよう。電子的に温度を長期間自動測定することで、環境をより正確に知ることができる、
- 温度センサ
ここでは、温度センサとして、s8100-B を利用します。これは、下図のように、-60〜100 の間で出力電圧が直線的に変化します。電圧は5Vで利用できます。
ただし、電圧の変化は小さく、0度から30度の範囲では 0.5V 程度しか変化しません。これをそのまま、AD変換すると、ディジタル値で 100
程度しか変化しません。これでは、正確な計測はできません。そこで、AD変換する前に、センサーの信号をアナログ処理し、変化する範囲を広げます。
ただし、そのまま増幅すると、センサーからの信号が2Vありますから、2倍が限度です。(AD変換の最大値は4.5V程度です)。そこで、サンサーの最小電圧である約1Vを引いてから、4倍程度の増幅します。
センサーの電圧を VS とすると、
VT=4.0*(VS-1.0)
と変換するわけです。これで、VSが2VのときVTは4V、VSが1Vのとき、VSは0Vになります。VSが1Vいかになると、VTが負になりますが、気温が90度を超える心配はないでしょう。
- 端子
センサーの端子は以下のようです。2ピンをグランド、1ピンを5Vの電源に接続します。3ピンにセンサー出力が得られます。
逆方向に接続すると、発熱して壊れますから、注意してください。
- アナログ回路
下図は 二つに信号の差 (IN+ - IN-) を計算し、(R2/R1) 倍するOPアンプ回路です。二つのR2とR1は同じ値にする必要があります。
IN- に1V を設定し、 R2/R1 を 4程度 に設定すれば、目的の回路になります。しかし、IN+ にセンサの信号を接続すると、センサの電圧が変化してしまいます。そこで、次のように、バッファー回路をセンサーとOP差分回路の中間に入れます。1Vの電圧は、5Vの電源電圧を二つの抵抗で分圧して作ります。
- 湿度センサ:CHS-GSS
- 概要
TDKが提供するCHS-GSSは電源を加えるだけで、相対湿度をアナログ電圧で出力します。
- 端子
電源グランドを2ピン、+を3ピンに接続します。
- 特性
湿度に対する出力電圧は、ほぼ、直線状です。ただし、周囲温度の依存性はありますから、精度が必要な場合、