距離センサー:GP2D12

  1. 距離センサー
    距離センサーには、GP2D12を利用します。これは、赤外線を利用し、対象物までの距離を測定します。測定範囲は5-80cmで、80cm以上の遠距離の測定は困難です。下図1ピンがアナログ出力で、2ピンをグランド、3ピンを5Vに接続します。電源の接続を間違えないよう、注意してください。
     この距離センサーからの信号は、2.5V以下ですから演算増幅器を用いて2倍に増幅する必要があります。





  2. 特性
     距離に対する出力電圧のグラフうぃ示します。距離と共に出力電圧が減少しますが、10cm以下になると、再び電圧が減少するため注意が必要です。また、25cm以上では電圧の変化が少なくなります。また、計測時間も 40mS 程度必要ですから、これ以下の時間で読み取りをしても意味はありません。


    http://www.sharp.co.jp/products/device/lineup/data/pdf/datasheet/gp2d12_j.pdf より

  3. 電気的特性
     電圧印加後、出力が安定するまで、30mS程度必要です。消費電流は 50mA で半導体部品としては電力が必要です。