DCモータ
- 概要
- モータの種類
モータは、直流で回すDCモータ、交流で回すACモータ、外部からの制御で回すステップモータ、外部からの指示で特定の角度まで回るサーボモータがあります。
- 動作原理
DCモータの回転にはブラシと整流子による、電流方向の切り替え機構が必要です。DCモータは永久磁石の間に直行するコイルに電流を流し、コイルに働く力で回転します。図で+電圧が赤いブラシに接続され、ブラシに接する緑のリングからコイルに電流を流します。右下のコイルは下向きの力を受けます。
図はH15年度教育用コンテンツ開発工業部会 http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~cont1/kou_kougyou/kenn/exec/index.html より
回転が進み、赤のブラシと緑のリングが離れようとしています。
さらに回転が進むと、赤のブラシと黄色のリングが接続します。これで、右上側のコイルの電流の向きが変わり、下側に力を受けます。
- 小型DCモータ
- 小型DCモータ
電池で動くモータでおもちゃなどによく利用されています。写真はマブチモータRE280です。負荷は回転軸から1cmでのg単位の回転力です。適正に意味は設計時の最適な値で、これを超えると発熱したり回転できなかったりします。適正回転数は適正負荷に対応する回転数で、1分当たりの回転数です。単位として
rpm の記号を用いる場合もあります。回転数が高いので、ギアなどを使って回転数を落とします。
モデル |
RE-140 |
RE-260 |
RS-380PH |
RS-540SH |
適正電圧[v] |
1.5 |
3.0 |
7.2 |
7.2 |
適正負荷[g*cm] |
5.0 |
10 |
100 |
200 |
消費電流[A] |
0.55 |
0.7 |
2.9 |
6.0 |
適正回転数[r/min] |
5400 |
8900 |
14200 |
14000 |
シャフト径[mm] |
2 |
2 |
2.3 |
3.17 |
- ギヤ付モータ
- 超小型モータ