コイル
- 概要
- コイル
コイルは巻き線により磁界を発生する部品です。コイルの値はインダクタンスで定まり、H:ヘンリーで表示します。1A/secの変化に対し1Vの起電力を発生するとき
1H となります。通常は μH の値が利用されます。
- コイルの特性
コイルの特性はインダクタンス以外に直流抵抗は定格電流が重要です。定格電流以上の電流を流すと、コイルが発熱し絶縁等に障害を引き起こします。
- コイルの用途
コイルは高い周波数がとおり難いため、高周波雑音の素子、コンデンサと組み合わせた周波数選択、電流遮断時に発生する高電圧を利用した電源(DC-DCインバータ)などに利用されます。
また、磁場との組み合わせで起こる磁力を利用したモータ、ソレノイドなどのアクチュエータにも利用されます。
アクチュエータについては別項で紹介します。
- コイルの種類
- トロイダルコイル
コアの回りに銅線を巻きつけた構造です。数十μH、定格電流数Aでよく利用されます。
TC-50-2
- ラジュアルリード
細い巻き線を多数回巻きインダクタンスを高めています。定格電流数A、インダクタンス10〜300μH
でよく利用されます。
TSL1112-47
- 高周波コイル
高周波用コイルで数は巻き線、シールド、ケース、鉄心、の順に組み合わせます。これはFMラジオ受信機用のコイルです。
http://www.try-net.or.jp/~el_dream/fmradio/LA1800COIL.html より引用