組み合わせると
下図 は直列と並列を組み合わせたスイッチ回路です。スイッチ S9 がオンで、かつ、S8 または S7 がオンのとき 電球が点灯します。s9,S7,S8をA,B,Cに対応させると、
L = A ・(B + C)
となります。Lが1のとき、電球は点灯します。

並列接続でOR演算ができる

スイッチを並列に接続すると、論理和を計算できます。S4,S6 のどちらか一方のスイッチをオンにすると電球が点灯します。これは
 L=A+B
を意味します。

スイッチ
スイッチを組み合わせて接続することで、論理演算を実現できます。

ドモルガンの定理
演算結果を否定すると、変数だけでなくANDとORが逆転します。

^(A・B) = ^ A+^B  
^(A+B) = ^A・^B
回路の否定は、スイッチ回路だけでは実現できませんが、ドモルガンの定理で展開する必要があります。
 

直列接続とAND
二つのスイッチを直列に接続すると、論理積(AND)が実現できます。二つのスイッチS1,S2 が共にオンのとき、電球が点灯します。S1,S2をA,Bに対応させると、L=A・B となります。変数と A と B が 1 のときのみ、結果が1になることを示します。一方のスイッチが 0 になると、ランプは消えます。

逆の端子とNOT
使用するスイッチの接点を反対側にすれば論理否定(NOT)が実現できます。次の図はスイッチS11の端子の接続を変更していますスイッチS11がオン(上がわ)状態の時電球は点灯しませんが、スイッチS11がオフになると点灯します。S10,S11をA,Bに対応させると
 L = A ・ ^B
に対応する回路となります

スイッチ回路と
論理回路

論理演算
論理代数は値として 0,1 の二つの値のみをとる「代数」で、・(論理積)、+(論理和)、^(論理否定)の三種の演算を持ちます。論理和は A または B どちらか一方(A or B)が1のとき1となりますから OR 演算、論理積はAとB(A and B)共に1なら結果は1となりますから AND 演算とよばれます。また、論理否定は逆(not)の値をとりますから NOT 演算ともよばれます。