トランジスタ
トランジスタには、バイポーラとユニポーラ型があります。バイポーラ型は電流でユニポーラは電圧で制御します。

トランジスタの定格
2SC1815の仕様の一部を紹介します。
C-E間最大電圧:50V
C-E間最大電流:150mA
最大コレクタ損:400mW
B-E間最大電流:50mA
電流増幅率:25〜100

最後の電流増幅率はB-E間に1mAの電流を流すと、CーE間に、最大25〜100mAまでの電流を流すことができることを意味します。最大コレクタ損は、C-E間電圧にC-E間電流をかけた値で、これ以上の値になると、トランジスタが過熱してこわれます。

P型トランジスタ回路
P型の場合は電流が逆極性になります。EからBに電流を流すと、EからCに電流を流すことがができます。

バイポーラトランジスタ
トランジスタには、Emitter、Base、Colectorの3種の端子があります。基本的には、BaseからEmitterに電流を流します。この電流がCollectorにも流れ、EmitterとColector間が導通します。バイポーラにもn型とp型があり極性が異なります。

サンプル回路
スイッチswをオンにすると、BからEに電流が流れます。すると、この電流が引き金になり、数十倍の電流が、CからEに流れ、LEDを点灯します。

ダーリントン接続
一つのトランジスタの電流増幅率は数十です。したがって、ディジタル回路の数mAの出力で数Aの大きな電流を制御できません。そこで、二つのトランジスタを図のように組み合わせて、大きな電流増幅率の回路を構成します。この接続をダーリントン接続と呼びます。初段のトランジスタのコレクタ電流を次段のトランジスタのベース電流とします。全体の電流増幅率は、各トランジスタのそれの積になります。

n型バイポーラトランジスタ::2Sc1815
型番 2SC1815 のトランジスタを紹介します。B端子からE端子に電流を流さないと、C と E 間の抵抗は大きく絶縁状態です。この状態をオフ状態といいます。
 B端子からEに、数mA程度の電流を流すと、C から E にも電流が流れ、C-E間の抵抗が小さくなります。この状態をオン状態といいます。

トランジスタ
スイッチ回路