タイマー素子(555)
タイマー素子
LMC555 はタイマー素子としてよく利用されます。電源電圧は 1.5Vから12Vまで動作します。電源の電流は、電源電圧で変化しますが、100μA程度です。
発振
発振出力はOUT端子(3ピン)です。DCH,THに接続した R1a(R2b)、R2、C1、が発振の周波数を決定します。7ピンを2ピンに接続することで、発振が継続します。
パルス幅
出力がHとなる時間は
TH = 0.7*(R1a + R2) * C2
となります(PUSH SWオフ)。
また、出力Lになる時間は、
TL =
0.7*R2*C2
となります。したがって、1周期の時間は、
TW = 0.7*(R1a+2*R2) * C2
となります。
パルス生成
2ピン(TRG:トリガ)端子にパルスが入ると(パルスの立下りで)、3ピンに R4*C1の時定数に従うパルスを生成します。
端子
CNT,TRG,RST は入力端子で、流れる電流はp(ピコ)A程度です(pは10-12を意味します)。出力電流は電源が5Vのとき、L側で8mA、H側で2mAです。電源電圧が低いとき出力電流も小さくなります。