組み合わせ回路
CMOS集積回路

NAND素子
 集積回路では、AND,OR、でなく、この出力を反転した、NAND,NOR素子が良く利用されます。下は2入力のNAND素子のICで、型番TC74HC00 になります。1A,1Bが共に1のときのみ、出力は0になります(ANDの否定です)。

概要
AND,OR,NOTの素子を組み合わせると、さまざまな機能の回路を合成できます。

デコーダ
デコーダは3本の信号(C,B,A)の値で、Y0、Y1,。。Y7 の信号どれかを0にする機能です。MPUの出力端子が不足するときに便利です。たとえば、(C,B,A)=(0,0,1) のとき、Y1のみを0にします。
 下は、TC74HC138の機能図です。16ピンのICで、8ピンがGND、16ピンがVCCになります()の番号がピン番号です。(G1,G2a,G2B) は出力を有効にするための信号で、これが(1,0,0)のとき出力が出ます。これ以外の場合、出力端子はすべて1になります。

CMOS型IC
標準的な論理機能は、集積化されています。CMOS型のICは型番 mm74HCxxx の形式で市販されています。mmはメーカー、xxxは論理番号です。
電源の電圧は2〜6Vの範囲で利用できます。 EXORの場合、TC74HC86として提供されています。

http://www.semicon.toshiba.co.jp/
openb2b/websearch/resultDo.jsp?
action=next&page=15&sort=1

EXOR
EXORは排他的論理和です。この機能は論理式では
A・^B + ^A・B 
ですから、AND,OR,NOTを利用すると次のように合成できます。